はっか油で夏の家事を最高に楽しく

はっか油のリネンウォーターのおかげで、夏のアイロン掛けが楽しい。

今から13年前の冬、私たちにとっては数回目となるカーラチャクラの灌頂儀式を受けるため、南インドの小さな町、アマラバティーというところに行った。小さな田舎の町には、世界各地からやってくる何万人規模の巡礼者を受け入れる宿泊施設などなく、臨時のテント村があちらこちらにできていた。

テント村の仕様は様々だった。私たちは、友人が手配してくれていた桁違いに豪華なテント村に滞在。それぞれのテントにはエアコンもベッドもバスルームもあり、一般のホテルと変わらないくらいスタッフも大勢いて、食事や掃除や洗濯の用はないかといつも聞いてくれたが、ないよ〜と答えては彼らを手持ち無沙汰にさせていた。

ところが暑さのあまり終盤ダウンし、肌着以外の洗濯物を全部頼むことに。すると、テントから少し離れた屋外の作業場で、スタッフが手際よく洗濯物を洗って、次々とロープに干しているのが見えた。南インドでは洗濯物はすぐに乾く。その後もなんとなく観察していると、スタッフは何やら不思議な作業を始めた。火を焚き炭のようなものをおこして大きな銀色の塊の中に入れ、その銀色の塊を、なんと私の洗濯物の上で行き来させている・・・もしやあれは伝説の炭のアイロン?!

夕刻戻ってきたランドリーは、Tシャツやジーンズだけでなく(当時愛用していた)五本指のソックスにまでビシーっとアイロンがかかっていた。代金を聞くと「滞在費に含まれているので要らない」と言われたのだった。

さて、梅雨が明けた途端に太陽が戻ってきて、今年も熱い季節が始まりましたね。私たちの場合、いつもカジュアルで、アイロン掛けが必要なものはほとんどないけれど、稽古着だけは別。道着はできるだけ丁寧に整えて道場に向かいます。

夏のアイロン掛けに欠かせないのが、はっか油のリネンウォーター。アイロン中、なんとも言えない清涼で爽やな空気に満たされ、アイロン掛けがアロマテラピーになってしまう。そして涼しくなる。その上、はっか油には除菌・防虫効果もあるのだから言うことなし(梅雨時の部屋干し防臭にも効果あり)。

はっか油のリネンウォーターの作り方は驚くほど簡単で、水を入れた霧吹きに、はっか油を数滴加えるだけ。霧吹きを使わない方は、スチームアイロンの水タンクに直接ハッカ油を加えてもOK。

ポイントは3つ。
1)くれぐれもはっか油を入れすぎないこと。
2)よくシェイクすること。
3)できるだけその日のうちに使い切ること(アイロンで使いきれない分は、フローリングの床などの拭き掃除に使うと、家中にほのかにはっかが香って最高。洗濯機やお風呂にいれても良い)。
もう一つポイントがあるとすれば、日々惜しみなく使うために、(アロマ用ミントの高級精油ではなく)薬局で大容量100ミリの和製はっか油を購入することくらいかな。

トップ画像左は、フィレンツェのサンタマリア・ノベッラ薬局のローズウォーター(現役中)。右は現役引退後、はっか油のリネンウォーター用として再登板のボトル(笑)。冬の時期にははっか油はクールすぎるのでローズウォーターを使います。ただしイタリアでしか買ってはいけない、というのが我が家の掟。

今日も暑くなりそうですが、はっか油があれば夏の家事がとっても楽しくなりますよ。いろいろな場面でクリエィティブに試してみてください。(L)

磁気の月7日 7・太陽(KIN20)

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