ラスキンは伊勢からの使者だったのか

11/22(日)は『13の月の暦』18週目の初日で、260日暦はKIN238(4・鏡)に当たっていた。その日、神楽坂セイ・ギー・ヒーでの暦ワークの開始直前、カフェで『天才と発達障害』という本を読み直していて、最後に遊びで日付と同じ数字のP238を開いてみた。

すると、その殆どが”ジョン・ラスキン”という人物について書かれたページだった。美術評論他でかなり活躍した人物のようだが、無学な私には馴染みがなく、随分前に読んだその本に登場していた事すら全く覚えていなかった。

ただ、こうした遊びを通じて数々の「驚き」を体験し続けて来た私は、暦のワークで何かの発見に繋がるかもしれないと思い、誕生キンを調べてみた。ラスキンは1819.2.8生まれのKIN166(10・世界の橋渡し)で、今上天皇や拙著『マヤのリズム』と同じ誕生キンである事が判明した。

果たして、直後の暦ワークで例題に立候補して下さった方は、G11/10生まれのKIN66(1・世界の橋渡し)であった。G11/10は天皇誕生日(G2/23)からぴったり260日後に当たるので、その方の「運命の道筋」は常に260日遅れで天皇陛下と同期することになる。

加えて、11/10は天皇陛下即位パレード「祝賀御列の儀」が行われた日でもあった。当初10/22(KIN102)に予定されていたパレードが、台風「19」号で被災した人々への配慮から、「19」日後の11/10(KIN121)に延期されたという経緯があるだけに、このシンクロの背後には大きな流れが感じられる(そして今日から19週目)。

ちなみに、『マヤのリズム』には、天皇陛下(当時は皇太子)の誕生キンがKIN166であることも記されているが、発刊日(G6/8)は天皇誕生日のぴったり260日前。これは、例題になった方の誕生日と本書の誕生日が、天皇誕生日を挟んで対称の位置にある事を意味する(これは昭和天皇誕生日の260日前が私の誕生日で260日後がLの誕生日という関係と同じだ)。

こうして、ちょっとした「遊び」をきっかけに異なる領域からのサインが日常に流れ込んで来ているのに気づき始めると、更なるサインが次々と訪れ始める。紋章コードNo18の「白い鏡」から始まった18週目は、コードNo4の「黄色い種」で完了した。その18週目最終日のKIN244(10・種=10・4)に、驚きの発見があった。

何と、全く別な経緯で手にした『道は開ける』という本のP40(10×4)に再び”ラスキン”が登場したのだ!半世紀に及ぶ人生において、数日前までその名前すら認識していなかった人物に、全く別な文脈で続けて2度も出会う驚き。それも同じ週の初日と最終日というタイミングに。

そもそも、この本が見つかった経緯自体が不可思議なのだ。11/26に実家に寄った折、日焼けした本ばかりが並ぶ本棚の中で、2冊だけ綺麗なカバーの本があって、妙に目についたのだ。聞くと、そのうちの一冊は家族の誰にも覚えが無いという。確かに関心を持つ分野とも思えないし、ありうるとしたら元来物忘れの激しい私が誰かから頂いて、実家に置いて行ったというパターン。

だが、仮にそうだとしても、本棚の中を気にしなかったらスルーして終わっていただろうに、何故か急にその存在に気づくのだから不思議である。チラ見したらそれなりに面白そうなエピソードが出ていたので、結局、借りて帰る事にし、11/28(KIN244)に横浜ナディアに向かう時にもそのまま読み進めていたのだ。そして再登場した”ラスキン”に衝撃を受け、今度は生没年をしっかりと調べてみた。

生誕:1819.2.8=KIN166
死去:1900.1.20=KIN72

その瞬間には気づいていなかったのだが、後で気づいて大いに驚いたのは「166+72=238」で、合計の238がラスキンの誕生キンを調べた日(つまり18週目の初日)のキンになっていた事。『天才と発達障害』のP238にその名が出ていたのをきっかけに、誕生と死の日付を調べたら、何とその238に回帰してしまったのだ!

更に、KIN166は今上天皇の誕生キンで、KIN72は明日まで18歳の皇女愛子さま(19週目に19歳になられる)の誕生キンでもある。一人の人物から親子の誕生キンが導かれること自体希だと思うが、この18週目には重要な宮中祭祀の一つである新嘗祭も行われるのだから、皇室とのシンクロ率は激しく高い。

「白い鏡」の紋章コード番号は「18」なので、KIN238「4・鏡」は「4・18」とも書ける。4×18=72であり、18(白い鏡)×4(黄色い種)も72である。更に、6(世界の橋渡し=天皇陛下)×12(黄色い人=愛子さま)も72。そこへもって、18週目の中心4日目に当たっていたKIN241(G11/25)は、私の誕生72銀河スピンというタイミングでもあった。

こうした関係性は今年限りのものであるだけに、今年のこの週に”ラスキン”に気づかされるのは、やはりお告げのようなものなのだと思う。手前味噌な受け取り方だとは重々承知しているが、これだけ綺麗に揃ってしまうと、他者にどんなお告げをされるよりも強力に心に響くもの。

しかも、G11/25(KIN241)には、ひと月ほど前に予約してあったJR東海ツアーズから、伊勢参拝のためのプランの手配が完了したというメールが届いた日でもあった。本籍地にもしてある内宮に1年半以上参拝できていないので、GOTOを活用して年末に参拝することにしたのだ。

ラスキンと伊勢の繋がりは、間接的ではあるが、他にもある。ミキモト創業者の御木本幸吉の一人息子隆三は、旧制一高時代にラスキンの著作に出会い、オックスフォード大学に留学。銀座に「ラスキン文庫」も開設したほどの力の入れようだったらしい。幸吉が世界に先駆けて真珠の養殖を始めたのは、伊勢志摩、鳥羽である。

ちなみに、今上天皇は学生時オックスフォード大に留学されているが、ラスキンはそのオックスフォード大の出身者であるだけでなく、教授も務めていた人物である。ここまでは、ある意味自分の中だけで完結しているシンクロとも言えるが、18週目の最終日11/28(KIN244)には、もうひと押し、伊勢との繋がりを意識させられる出来事があった。

ラスキンの誕生と死の日付についての発見から、一人興奮状態にあった私ではあったが、横浜ナディアに到着する頃にはモードを切り替えて、ウォーターセラピーのセッションに取り組んでいた。後半、少し時間に余裕ができたところで、マウイから帰国中のゆみこさん(KIN219)に、とても面白いエピソードを聞かせてもらう機会があった。

関西でのツアーの締めに、京丹後市の比沼麻奈為神社に参拝して感謝の祈りを捧げていたところ、驚きの展開で「お神楽」を完全貸し切り状態で目にする事になったというのだ。日々驚きに満たされている私でも、それは凄い!という話だったが、詳しい経緯はご本人のFB等を参照いただいた方が良いと思うので、ここでは、私がその話をどう受け止めたかだけ触れておきたいと思う。

ポイントは、その神社の御祭神が豊受大神で、伊勢神宮の外宮の主祭神は、この神社の分霊を祀ったものとする説もあるというところ。歴史的な背景はどの立場からどう読むかで大きく変わるので、実際のところがどうだったのか現時点の私には分からないが、ラスキンから皇室、新嘗祭、伊勢と来た流れの締めに「豊受大神」が劇的に登場しただけで、私には十分だった。

紋章コード番号的に「白い鏡」の週とも言える18週目の始まりが、キン(KIN238)もサイ時間(KIN78)も「白い鏡」であったこと。その週の終わりに『天才と発達障害』のP241を開いてみると、そこには『鏡の国のアリス』というタイトルが書かれていたこと。そして、皇祖天照大神を祀る伊勢内宮の御神体は「鏡」であること。

自分の72回目の誕生キンを含むこの特別な1週間に、外宮と内宮の情報が全く意図せず揃ってしまったところに、私は「時間からのお告げ」を感じるのである。もちろん、ゆみこさんにはゆみこさんの、他の方には他の方の文脈があり、それぞれの物語は時に交わりながら、より大きな見えざる織物を織っているのだと思う。

19番目のウェイブスペルの11日目にして19週目の初日でもあった今日KIN245(11・蛇)は、天真体道創始者の青木先生の119回目の銀河の誕生日でもあった(そういえば『天才と発達障害』は青木先生のご紹介だった!)。KIN119(2・嵐)から始まった年に119回目の誕生キンを迎えられるところが流石だが、11と19を「11・19」と置き換えるとKIN219(11・嵐)で、ゆみこさんの誕生キンにも繋がる。

そして20週目&倍音の月の終わりに当たるKIN258(11・鏡)には、横浜ナディアで「天真体道瞑想」と「13の月の暦」のワークが行われる事になっている。その頃にはまた、想像もつかないような冒険が新たに始まっているかもしれない。何しろ、手元にある本のたった1ページから、これだけの物語が生み出されてしまうのだから。(D)

倍音の月15日 11・蛇(KIN245)

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