ラファエッロ没後500年(ユリウス暦)

今日は『13の月の暦』のツォルキンで「黄色い星」の日。という事で「芸術」の話題を。

レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密』『ラファエッロの秘密』等の訳者で、ここ数年のイタリア旅行時に大いに参考にさせていただいた上野真弓さんのブログで、今日4月6日が「ラファエッロの命日、没後500年」である事を知った。

3日前に配信した(ブログには2日前にUP)最新のメルマガ”Happy シンクロ Days♪” Vol.84で、その『ラファエッロの秘密』を紹介したばかりだっただけに、何ともタイムリーな話題!

もっとも、紹介文を書いた当人は没後500年という事などすっかり忘れていて、1年以上かけてのろのろ読み進めていた本書をやっと読み終えたタイミングだったので、「印象がはっきりしているうちに」と思って書いただけだった(笑)。

さて、『ラファエッロの秘密』の帯にも「37歳で自らの誕生日に死すという完璧な伝説を作った巨匠(マエストロ)」と書かれている通り、ラファエッロの「生没日は共に4月6日」であるという説が広く出回っている。一方、上野さんはブログの中で、3月28日生誕説を紹介されている(どうもこちらの方が説得力がありそうだ)。

ただ、注意が必要なのは、これらの日付はいずれもユリウス暦であるという点だ。1582年にグレゴリオ暦に改暦された時に10日くらい日付をすっ飛ばした関係で、実際には、私たちが日々数えているグレゴリオ暦とは違う日付を指しているのだが、一般的にはあまりその辺りは気にせず、「ラファエッロは4月6日に死んだ」などと書かれる事が多い。

ローマのパンテオン内にあるラファエッロのお墓

そこで、ラファエッロの生没を共に4月6日(ユリウス暦)とする場合で、これをグレゴリオ暦に変換してみよう。ついでに、グレゴリオ暦から『13の月の暦』ツォルキンも導いた過去記事(アテネの学堂に込められた『ラファエッロの秘密』)を参考にメモしておく。

★ラファエッロ
生年:1483年4月15日、KIN52(13・人)
没年:1520年4月16日、KIN38(12・鏡)

上野さんが書かれていたように、生まれた日をユリウス暦1483年3月28日とすると、グレゴリオ暦1483年4月6日となって、誕生KINはKIN43(4・夜)となる。

最近バッハについて調べた時にも3月31日(3月21日)という2つの説が出てきて、グレゴリオ暦にシフトしてから100年以上が経過した時点でも、ユリウス暦との混同が見受けられたので、ラファエッロの誕生日も、後世ユリウス暦3/28がグレゴリオ暦4/6として計算されたものが(場合によっては意図的に)混入されたのかもしれない。

生年をグレゴリオ暦計算の4/6、没年はユリウス暦のまま4/6にすれば、生没年共に4/6と綺麗に収まり、話としてより盛り上がるからだ。昔から人々は、東スポ的なものが大好きで、そのままでも十分偉業であるところに、余計に伝説になるような尾ひれを付けたがる性質があるのかもしれない。

だが、幸運の女神に選ばれ続けたラファエッロも、死後500年目にしてコロナ(武漢熱)災禍に見舞われている。没後500年記念として行われていたローマの「ラファエッロ展」の再開が可能になることを祈るばかりだ。(D)

惑星の月3日  8・星(KIN8)

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