劇的なシンクロを呼ぶ喜びと感謝

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」(新約聖書)

物事はどう捉えるかで大きくその意味を変える。先日天真書法塾発表会に来てくださろうとしていた、ある方(Rさん)のことを忘れないうちに書いておこう。

Rさんは発表会の中日にいらしてくださる予定だったが、残念ながら会場で我々の作品を見ていただくことができなかった。なぜならRさんは閉館時間を2時間勘違いされていたからだ。

その日の夕方、閉館した美術館を後に飯田橋の地下鉄の駅方向に向かってしばらく行くと、真正面から、どう見てもRさんらしき人が歩いてくる。こんな所でこんな時間にバッタリ会うわけはない。天真書法塾の発表会に来てくださったに決まっている。でもでも、会場はもう閉まっているのだ。

「来てくれてありがとうーーー。でも今日はもう会場閉まっちゃったのよーーー。今日は5時までだったのよーーー。」と言いつつ、彼女の両肩を抱え彼女の方向をくるりと変えながら、「ねえ、私たち、これからチベットレストランにご飯食べに行くんだけど、よかったらRさんも一緒に行かない?」と急遽ダメもとでお誘い。

ここでバイバイしては申し訳ない。美術館から地下鉄の駅まではいくつも行き方があって、たまたま信号が青になり横断歩道を渡る道を選んだ。するとその道の先にRさんがいらして会うことができた。時といい場所といい、千載一遇ではないか。ちなみに信号がもし赤だったら横断歩道の手前で曲がっていた。6車線の広い国道を挟んだ歩道では、向こう側の通行人の顔を認識することは無理だ。

その日の夜は、シャンバラ教室の生徒たちとチベットレストラン・タシデレで食事の予定を組んでいた。本来ならば、教室の関係者ではないRさんをお誘いするのは少し筋が違う。しかし中にはRさんを知る親しい生徒もいたことと、何と言ってもこの状況ですもの、お誘いせずにはいられなかった。

ところで、Rさんのご長女は、ピンポイントでアイドル歌手Yちゃんの大ファンなのだそうだ(ということはこの日初めて伺った)が、タシデレでRさんの隣に座ったのは、そのアイドル歌手Yちゃんの出身地から飛行機で来ていた、Yちゃんと家族ぐるみで親しくお付き合いしてる、シャンバラ教室通信クラスのAさんだったので、ここに来てRさんのテンションはいきなりMAX!!

Rさん、ほんの30分前までは、発表会に来てくださろうとしていた→しかし我々に道端で遭遇し発表会が終わっていると知らされ(ショック)→突然夕食に誘われる(しかも関係のない集まりの)→でも「気を取り直して」一緒に食事に行くことに→来てみたら、アイドルYちゃんととても親しいAさんが隣に(大喜び!)→あとで娘さんにも大威張りで報告!という流れ(笑)。しかも、(シャンバラ教室の関係者ではない)Rさんをお誘いできたのは、Rさんが時間を勘違いされたから(笑)。

更にいうと、タシデレさんの席は数日前に予約しておいたのだが、直前に都合が悪くなってお一人キャンセルがあった。しかしバタバタしていた私は、それをタシデレさんに連絡しそびれていた。実は13の月の暦では、Rさんもキャンセルした方も、「赤い空歩く者」なのだ。この日タシデレのテーブルには、誰であれスカイウォーカーが招かれていたのだろう。

私が思うに、こういう劇的なシンクロを起こす人に共通しているのは、すべての状況を喜び、やわらかくする力。もしRさんがあの時、閉館にがっかりしたまま帰られたとしたら、少なくともこの展開にはならない。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」子供の頃に親しんだ聖書の言葉が、今は単なる言葉としてではなく、現実を変える力を持つ言葉として胸に響く。シンクロを起こす魔法の力として。(L)

太陽の月8日 10・太陽(KIN140)

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