惑星芸術ネットワーク(PAN)の再起動

今日、KIN58(6・鏡)は、パカルの特別な13日の一つ。より正確には、パカル王の石棺に刻まれた古代マヤ暦での王の死の日付「6エツナブ」を、ドリームスペル(13の月の暦)風に表現したものである。

そして、KIN58は『マヤン・カレンダー2』の著者であり、「パン・ジャパン」代表として、日本における最初期の「13の月の暦」普及活動に尽力された高橋いづみさんの誕生キンでもある。

まだネットが普及していない時代、ご主人である高橋徹さんが翻訳したアグエイアス夫妻の膨大な資料を冊子化したり、ニューズレターを定期発行したり、著作権管理をしたりと、八面六臂の活躍をされていたいづみさんの存在があってはじめて、私たちが今、当たり前のように使っている暦の情報が、多くの方の手元に届くようになったのである。誕生キンのお祝いと共に、改めていづみさんに感謝の気持ちを捧げたいと思う。

公式窓口としての「パン・ジャパン」は、テレクトノン預言の第7年が完了した2000年7月、高橋夫妻の公式活動からの引退に伴って発展的にその活動を解消し(この時、高橋夫妻からの依頼でLがいくつかの仕事を引き継いだ)、以降、パン・ジャパンは、自律的に協力し合うゆるやかな暦ユーザーのネットワークという形で維持され、現在に至っている。

従って、現在の日本において、PANという独立した組織や事務所、専属スタッフは存在せず、「13の月の暦」ユーザーの自発的で自律的な活動(ボランティア)があるだけである。「13の月の暦に替える平和の運動」の精神に賛同し、「自分に何ができるのかを自分で考え実践する日本エリアの人々」は皆、パン・ジャパンだとも言える。

ハーモニック・コンバージェンス32周年を記念し、8/16(KIN35)に新たにアグエイアス夫妻による重要資料を公開した「パン・ジャパン・ライブラリー」も、Lisa Rangzen Obaraが、邦訳された貴重な資料を誰もが無償で閲覧できるよう、全くのボランティアで管理しているサイトである。

興味深い事に、ちょうどこの新資料公開と時を同じくして、FB上に「Planet Art Network」のグループが誕生し、同時に新たなWEBサイトも公開された。詳しい事はまだ分からないが、ざっと調べたところでは、TORTUGA(トルトゥガ)の関係者が運営しているようで、PANの復活と共同創造への協力が呼びかけられていた。

トルトゥガ・コムは、ホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻の活動が世界的に活性化していた頃の公式サイトで、当時、全ての情報はそこから発信されていたが、2000年にFLT(Foundation of the Law of Time)が設立されると、公式サイトもトルトゥガとは別に作られたFLTサイトへとシフトして行った。

この頃の事情は少々複雑で、ホゼとロイディーンのパートナーシップにゆらぎが生じ、FLTの代表も、最初はホゼだったのが、その後ロイディーンに代わり、再びホゼが代表になったりと、かなりごちゃごちゃしていたのである。ホゼ他界後は、最後の妻となった(当初は弟子と呼んでいた)ステファニーが代表になって現在に至る、という流れのようである。

現在のFLTサイトに「13の月の暦に替える平和の運動」の共同提唱者であり、『ドリームスペル』『テレクトノン』の共同制作者でもあるロイディーンの名前が殆ど見られないのは、「ロイディーンがそう望んだから」という事が、最近、サイト運営者のヤコブに確認して明らかになった。

しかし、この暦の活動をロイディーン抜きに語る事はできないし、公式サイトにロイディーンの名前が殆ど出て来ないのには、やはり違和感を覚える。ホゼだけが実質的な提唱者や情報提供者だと勘違いしている人も一部にはいるようだが、実際に彼らに会った事がある人なら、この運動の最もコアなところを生み出したのは「ホゼ&ロイディーンの2人である」という点に異議を唱える人はいないだろう。

それが、FLTとは別に今のタイミングでトルトゥガやPANが再浮上、再起動して来ている理由でもあるように思える。もし、FLTがこの運動を共に支えて来た世界中の暦ユーザーに納得の行くような形で情報発信をし、機能しているのなら、わざわざPANの再構築が呼びかけられるような事は起こらないのではないだろうか?

実際、もともとの運動の趣旨(無償の分かち合い)により見合った形で情報発信しているのはトルトゥガやPANの方で、サイトのつくりやデザイン自体にもそれは現れている(と少なくとも私には映る)。

もちろん、現在の法的な公式窓口はFLTであり、私達もそのルールに従ってカンパしたりもしている訳だが、「法的」というのは、言い換えれば「この12:60世界でのルールに従えば」という事であって、13:20的な自律的共鳴活動から見れば、トルトゥガやPANのやり方こそが本筋と言える。

何しろ、新しいPANサイトは、パン・ジャパン・ライブラリーも先方の方から見つけ出して、多国籍リンクの一つとして紹介しているのである。趣旨の異なるサイトだったら「勝手にリンクを貼るな」となる所だが、賛同できるサイトであれば別に構わないし、むしろ歓迎という事にもなる。これも13:20テレパシーの一側面だろう。お互い本質が分かっている同士なら、説明や断りがなくても構わないケースが有り得るのだ。

パン・ジャパン・ライブラリーのリニューアルは、サイトの仕様があまりにも古すぎて、構造的にもツギハギ状態になっているのを何とかしたい、という以前からの懸案事項があって始まった動きだが、それがこのタイミグになった理由のひとつは、PAN再構築の呼びかけにあった事は確かである。呼びかけそのものというよりは、彼らの活動の仕方に刺激を受けたのだ(これこそ13:20のやり方だよ!と)。

2020年に巡ってくるハーモニック・コンバージェンス33周年が、ホゼ(KIN11)とロイディーン(KIN22)のKIN合計数ともシンクロする事から、こうした動きが再浮上して来ているのだと思うが、高橋夫妻をはじめとする多くの協力者によって、世界的にも早い段階から「13の月の暦に替える平和の運動」が活性化していた日本でも、この運動の本質を理解する人々と共に、何か面白いことができればと思っている。

本質のところで共鳴できるかどうかが何より重要であって、暦の使用歴や知識の有無などはほぼ関係がないという事は、このブログを読んでくださった方なら理解していただけるかと思う。(D)

*トップ画像は https://planetart.network/ より拝借したもの

月の月17日  6・鏡(KIN58)

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