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赤い磁気の月の年(2006.7.26 - 2007.7.25)

■太陽の月4日(G3/10)  KIN176  黄色い共振の戦士「チベットに自由を!」(by L)

デモや行進は大きらい。なんだけど、それでもこれだけは参加する・・・チベットのためのピースマーチ。民族蜂起からちょうど48周年にあたる今日、新宿の街をチベット人たちと一緒に行進した。ただ「応援しているよ」という事を彼らに知って欲しくて、毎年この行列の一員になる。

★チベット民族平和蜂起48周年記念日におけるダライ・ラマ法王の声明
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/uprising48th.html 
★チベット民族蜂起記念ピースマーチ→http://www.geocities.jp/t_s_n_j/peacemarch2007/

■太陽の月7日(G3/13)  KIN179  青い惑星の嵐「故宮大観」(by L)

実は、台北に行ってましたのよ。今回のお目当は故宮で開催中の「大観」。宋の四大書人の作品が、これだけ揃う事はもう無いだろうと言われている。Dも原稿が仕上がったし、私も色々と一段落ついたし、晴れて故宮へGo!

何が凄いってベイフツの「呉江舟中詩」は圧巻!
(NYメトロポリタン美術館の収蔵品であるが、大観のため今だけ故宮入りしている。WEBでは一部しか観られないのが残念!)
ベイフツの作品は幸運にも数々観ている。どれも恐ろしく凄いが、でもでもこれはぶっちぎり。別次元のものとしか言えない。一本の線の中に全てを感じて、ただただ魂が感動!展示ケースにへばりついて号泣している私の後ろを、「きゃー、どの部屋も何でこんなに薄暗いのかしら!?まるでお化け屋敷みたい!」と言う声が通り過ぎて行きました。(わかるよ。書道をやっていなかったら私も同じ事を呟いてたと思う。)


★現地で合流した、仲良しのたかちゃん&ゆうこりん、そして久々再会のユキエちゃん
(←台湾マダムっぷりが板に着いていてかっこ良かった)一家と、おされなレストランにて晩餐♪


★そしてやっぱり「知足常楽」(←必須)に繰り出す我々。マッサージ師の必殺技に暴れまくるD!(知足常楽のオーナーったら「永字八法」をカウンター下でコッソリ練習中でした。ってことは、みんな稽古仲間じゃん!)

■太陽の月8日(G3/14)  KIN180  黄色いスペクトルの太陽「物語り論」 (byD)

日記をUPするのは随分久しぶりの気がする。それもそのはず、私が書いたダイアリーが何時だったかと遡ると、何と倍音の月であった。つまり、丸3ヶ月以上Lにまかせっきりだった事になる。この間も、もちろんシンクロに満ちた日々を過ごしてはいたのだが、自分が申し出た締切を大幅に超えてしまうような状況で執筆に取り掛かっていたので、ダイアリーをUPする訳にも行かなかったのだ(本に書いている内容と現実が見事にシンクロして来るのでそれをメモするだけでも面白かったとは思うのだが)。
 
ようやくひと段落着いたので、ボチボチ書こうかと思ったら台北へ。帰国した翌日に今度は大阪に出張と、なんだか慌しくしているうちに今日になってしまった。台北は、2泊3日ながら充実した時間を過し、最終日の午前中に龍山寺をお参りしてから帰途に着いた。そういえば、龍山寺前の「上頂皇家素食」という屋台(お店)で食べたアツアツの「高麗菜包」は、極好!だったなあ。
 
その日(G3/7)帰宅すると、『原初のことば』(シリーズ物語り論2)という本が、京都フォーラムという所(住所は大阪梅田となっている)から届いていた。賢い学者さん達が集まって行われた発表と討論をまとめた本なのだが、発表者の一人として登場する竹内裕氏(以下、裕君)が献本してくれたのだ。実は彼、このダイアリーにも何度か登場してもらっている旧友なのだが(それだけシンクロ率が高い)、名前を出して良いものか判断がつかなかったので、今まではイニシャルでの登場となっていた。私とは面白い縁があり、新著にもご登場頂く可能性があったので、この正月に鎌倉で久しぶりに会って散歩をした時に、念のため(名前出しの)確認をとっておいたのだが、早速、それが役立つ機会が巡って来た。
 
自己存在の月14日の日記にあるように、彼はかつて写真家の松本榮一さんと共にダライ・ラマ法王にインタビューをしているのだが、台北からフライト中に読んでいたのは、何とその松本さんのご本『チベット・クエスト』だったのだ。昨年末に松本さんにお会いしてから、いつかゆっくり読もうと思いながら放置状態になっていたので、今回の旅の供に持参した訳だが、帰宅すると、そこに思いがけず裕君からの『原初のことば』が届いているのだから面白い。しかも、9人の発題者の一人である彼の発表部分は、何とP241(私のKIN)から始まっていた!
 
龍山寺にお参りし、松本さんの本を読んだ日の夜に、私の反対のパートナー(KIN111)の裕君からの依頼で大阪より本が届いていて、241(7・竜)ページから本人の発表。そして、私は翌日から大阪へと出張し、その出張から帰宅した一昨日が松本さんの銀河の誕生日(KIN178)というシンクロな日々。ここに日記をUPできなかった数ヶ月の間も、殆どこういう日が続いていたので、僅かであってもその一部を解放出来て、ちょっと気分がスッキリした(笑)。学者の語る物語り論も、なかなか面白そうなので、時間をみつけてじっくり読んでみたいと思っているが、自分が体験し続けているこのシンクロニックな物語りを語り続ける事も、それに劣らず面白い事ではないかと思うこの頃である。

■太陽の月11日(G3/17)  KIN183  青い磁気の夜「裏オーラの泉」 (byD)

殆どテレビを見ない私達ではあるが、それでもほぼ毎週見る番組が3つ位はある(結構見てるな・・)。「オーラの泉」もその内の一つだ。江原さんや美輪さんのメッセージが気持ち良いものであることや、ゲストのジャンルが幅広く興味深い人物が多いことなど、おそらく他の視聴者とあまり変わらない理由で見続けているのだが、この番組を私以上に楽しんでいる人は、そうはいないはずだ。何故なら、我が家にはLがいて、いつもこの番組を一緒に観ているからだ。
 
もちろんセッション中のように完全に回路をONにしている訳では無いから、時々ふと感じた事を口にするだけなのだが、それだけでもかなり面白い情報のシンクロがこれまでに何度もあった。例えば、この前の放映ではシンクロ(!)の小谷実可子さんが登場していて、途中、美輪さんが「ギリシャかどこかの風景が見えて来るんだけど」と言うより前に、「この人ギリシャよ、クレタ島ね」と口に出していて、その後、小谷さんご本人がクレタ島に行った経験があり、印象深かった事を語ったりするのだ。
 
番組の中では、国分太一くんが「みんなすげえなー」と、殆ど素で(と思える)感想を漏らしていたが、その番組と我が家で起こっている事の両方を観ている私もまた、「みんなすげえなー」と思ったりするのだった。まさに「裏オーラの泉」である。もっとも、こういう事が起きるのは、江原さんや美輪さんがキャッチしている領域(あるいはチャンネル)にLのアンテナが同調した時に起こる現象であって、普段から彼らと全く同じうような見え方や感じ方をしている訳ではない。
 
こういう事は、別にチャネリングやリーディングと言った世界に限った事では無いだろう。ものの見方が近い人もいれば、同じものを見ていても全く違った感想や印象を受ける人もいるし、似た見方をする人でもいつも同じという訳ではない。Lのリーディングを受けに来られる方は、この点、どうか誤解の無いようにして頂きたい。というのも、人伝に聞いてリーディングを申し込まれる方の中には、守護霊はどんな人ですか?とかオーラの色は何色ですか?と、ある種の感覚が開かれている人なら皆同じものが見えるはず、と決め込んでいる人がいたりするらしいからだ。確かにリーディングに来られた方は、「オーラの泉」の出演したゲストのように晴れ晴れとした表情で帰られる方が多い。しかし、それは別に江原さんと同じような説明をしたり見方をしているからという訳ではなく、ただ「今、必要なメッセージを受取った」と、クライアントの方が実感するからに他ならない。
 
話が少しそれてしまったが、G4月からは「オーラの泉」がゴールデンタイムに移るらしい。益々社会的影響力が強くなるだけに、スピリチュアル・アレルギーを持つ人々からの風当たりも強くなるだろうが、私は美輪さんも江原さんもとてもまっとうな考え方をしている人々だと感じているので、それが変わってしまわない限り応援し続けて行きたいと思っている。そしてもちろん、家族の特権で「裏オーラの泉」も引き続き楽しませてもらうつもりだ。

■太陽の月18日(G3/24)  KIN190  白い銀河の犬「ケロちゃん」(by D)
新体道の稽古や合宿から戻ると、いつもLに言われることがある。「ケロちゃんになっている」がそれだ。私は、「なんじゃそりゃ?」と思いながら、きっと若返っている様子をそう表現しているのだろうと、長いこと思い続けて来た。実際、稽古後は、自分で鏡を見ても驚く程に、肌がツヤツヤになって若返っているのが分かる(もちろん私だけでは無く老若男女問わずこの現象は見られる)。

しかし、ケロちゃんというのが、単に若返りを指しているのでは無かった事を、ハッキリと悟る事が先週あった。久しぶりの本部稽古に出席した時の事だ。この日は、春からフィリピンで指導をされる勝野先生が、ラスト号令を掛けらるという事だったので、用事で外に出ていたL共々会場へと向かった。大井先生と勝野先生の号令がいかに素晴らしいものであったかは、別途、見学していたLに書いてもらうつもりだが(私はただただ身体が柔らかく気持ちよく伸びて行くのを感じていた)、彼女はこの日、私がケロちゃんへと変容する瞬間も目の当たりにしたらしい。

しかし、帰りの電車でそう言われた時も、まだ私には何を意味しているのかが分かっていなかった。ところが、翌日、鏡を見たときにハッと気付いたのだ。前夜帰宅した時に見た顔と、僅かではあるが違う事に。それは主に目と鼻の周囲の様子で、表情という表現が相応しいかどうかも微妙なものなのだが、確かに前日は、その部分が”ケロッ”としていたのだ。喩えて言えば、その部分が丸裸というか、何も無い印象だった。それに対して、翌日の顔は、僅かながら社会的な表情(後天的に身に付いた表情)が、そこに見て取れたのだ。
 
これが気のせいでは無かった事を、5日後、ニコタマで行った新体道のクラスで確認する事になる。この日は、私が号令をかける側であったが、稽古後、やはりケロちゃんになっていた。当然、参加者もだ。新体道は心身をゼロ化するメソッドなのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが、外側から見て、それがこんなにハッキリ分かるものであるとは、恥かしながらこの年まで気付かなかった。と同時に、表情というのは、それがいかに微妙なものであれ、後天的なものであり、社会的な立場や感情的な引っかかり、諸々の習慣などによって身に付いてしまったものである事を実感したのだった。そして、赤ちゃんが無心で何かを見ている時の顔が、まさにケロちゃんなのだと改めて気付いた。
 
おそらく、リフレクソロジーと同じように、顔の表情に出る微妙な緊張や偏りは、内臓や身体の方の凝りとも深く関係しているはずだ。だから、顔だけリラックスさせようと思っても意外に難しいのだ。そういう意味で、やはり全身を解きほぐして行く新体道は、ケロちゃんへの一番の近道なのかもしれない。

■太陽の月19日(G3/25)  KIN191  青い太陽の猿 「パレンケと九寨溝」 (byD)

今日は、太陽(9)の月の「青い太陽(9)の猿」の日。月と日付の「音(数字)」が重なり、その力を増す「魔術のカメの日」だ。日中、中目黒で「13の月の暦」の楽しみ方を伝える「時空のサーファークラス」を行う。例題に立候補して下さった方の誕生KINは、「黄色い銀河の太陽(KIN60)」。パレンケ遺跡のパカル王の石棺にも刻まれているこの日付は(石棺には全部で13の日付が印されている)、王の誕生日を示していると言われている。余談だが、ミュージシャンのプリンスの誕生KINも同じKIN60だ。

帰宅後、今日の世界遺産をチェックするためにネットのテレビ番組表を見る。「結構テレビ見てるじゃん」という突っ込みが入りそうだが、ほぼ定期的に見ているのは「オーラの泉」「世界ふしぎ発見」そして「世界遺産」位だ。後はシンクロに任せてという感じだが、この日は、NHKの「世界遺産の旅」が、何とパレンケであった!5分程の短い番組だったが、「13は天界や昼を、9は冥界や夜を示す」という解説などは、昼間のクラスで自分がしゃべっていたそのままで、殆どデジャヴ状態だ。

そんな話をしたのは、今日が「9」の力が増す日であったからだが、パカル王が眠っていた碑銘の神殿が9層で、中目黒の会場が9Fだった事とも無関係では無いだろう。あるいは、今日の惑星ホロンがパレンケを含む「猿」のエリアであった事や、KIN60のIさんが例題になって下さったのは、「今日、テレビに出るから見てねー」というパカル王からの4次元通信だったのかもしれない。9(太陽)の月のトーテムアニマルであるジャガーにまたがったパカル王のレリーフまで登場するので、思わず「この番組のプロデューサー、ひょっとして暦ユーザーか?」と思う程だった。

画面にパカル王の遺体に被せられていたヒスイの石仮面が映し出されたので思い出したが、先週、『JOJOの奇妙な冒険 ファントムブラッド』というアニメ映画を観に行った。
原作第一部をベースにした本編では石仮面が重要な役割を果たすのだが、おそらく原作者の荒木飛呂彦氏は、パカル王の石仮面にインスピレーションを得たのではないかと思う。この年になって春休み期間のアニメを見に行くのは少々勇気がいったが(というフリをしているだけ?)、今日の私があるのは、この映画の原作マンガによる所がかなり大きいので、観ないまま済ます訳には行かなかったのだ(笑)。

ホゼが14歳の時、テオティワカンで啓示を受けてマヤの暦と数学を研究しようと思い立ったように、私は13か14の頃、『JOJOの奇妙な冒険』と『北斗の拳』に多大なる影響を受けて、氣や生体エネルギーについての探求を開始した。後に学者となったホゼ博士とは根本的に動機が違うような気もするが、おかげ様で、私は今、大変マンガチックな人生をこうして歩めている。原作ではマヤ・アステカ的な情景から始まるところが、この映画では、何とヒマラヤ山中のチベット僧院のシーンから始まった。今、まさにチベットやヒマラヤとの繋がりが強くなりつつある現実を生きている私は、「その後も順調にマンガとシンクロしているなー」と、奇妙な感慨に浸りつつ割と原作に忠実な描写がされている(ストーリーはかなり変更されている)この映画を楽しんだ。


話がかなり脱線してしまったが、その後見たTBSの世界遺産も相当「キテます」状態だった。何しろ四川省の九寨溝である。「9」と「13(4+9)」は、今日の日付やマヤの宇宙観とも通じる数字である。だが、何よりも衝撃的なのは、圧倒的とも言えるその自然美だ。確か初めて見たのは映画『HERO』のワンシーンだったと思うが、その後も、何度か目にしている風景であるにも関わらず、手作業を止めて見入ってしまう力が、そこには感じられるのである。そして、ここでもチベットの僧院や水車式マニ車が登場したのだった。

「13の月の暦」で「9」が示す意味は、「意図」「脈動させる」「実感する」。今朝方、能登半島沖で起きた地震は、マグニチュード6.9。パレンケ、碑銘の神殿の中央階段の数は69。易では、6を陰、9を陽とする。これらの情報から何を読み取るかは読者の皆様にお任せするが、今はまず、地震で被災された方々に対して、心からのお見舞いを申し上げる次第である。


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