「虹の発見」から「虹の橋をかける」へ

私は、プロフィールにも特技として「虹の発見」と書くくらい、虹(暈やアークも含む)を見つけるのが得意である。実際、複数のメンバーと一緒にいる時でも、大抵、最初に虹を見つけるのは自分である。

いつ頃からそうなったのかはよく覚えていないが、自分としては、学生時代の終わりに旅先でX虹(環天頂アーク?)を発見した時から「虹ハンター」になった気がしている。

X虹プリント写真をデジカメで再撮影

『13の月の暦』で2番目の「月の月」の初日だった昨日(G8/23)も、虹が生まれる瞬間をキャッチした。カフェで作業をしていて、ふと外を見ると、空が虹を生み出す気配に満ちていた。すぐに席を立って玉高南館の最上階へ移動。大きな窓ガラスから外を見ると、まさにその瞬間、地表から薄い虹が立ち昇り始めた。

白い光は反射している蛍光灯

まだまだ成長しそうな気配なので、以前、四重虹誕生の瞬間を目にした7Fデッキ(視界が開けていて大きな虹が見易い)に移動しようと思ったが、あいにくの改装工事中。それならと、多摩川河畔に出る事にした。その途中も虹の輝きはどんどん増し、途切れていたパーツが繋がって、河原に出る頃には180度のアーチを描くに至った(トップ画像)。

途中Lに「今、虹をハンティング中!」と連絡を入れ、河原で合流。ちょうど「パン・ジャパン・ライブラリー」リニューアルで呼びかけていたカンパが、目標額に達した事が分かったところだったので(僅か数日で)、それを祝福してくれているかのようだと思いながら、しばらくの間眺めていた。

せっかくなので、4年前のG9/9(KIN159)に目にした「四重虹」と、3年前の9/3(KIN258)にイタリアのピサ(ヴィコピサーノ)を訪れた時に現れた「暈&アーク」の写真も添付しておこう。どちらも虹自体は1時間以上出続けていたのが印象に残っている。

前者は、後に志賀海神社への剣武と書の奉納に、後者は現地での剣武天真流国際合宿への開催に繋がって行ったので(その前に「Youは何しに日本へ?に取材された流れもあったが)、今回も8/23の23日後、9/15(KIN65)に行われる剣武天真流演武会に繋がる吉兆としても現れてくれたのかもしれない。

ところで、私は虹とシンクロニシティには、似た性質があると思っている。どちらも最初は「発見」するところから始まるものだが、常に気持ちを「発見」の瞬間に向けていると、段々と虹が出る瞬間、シンクロが生じる瞬間と一体化してくるような感じになり、ついには、虹やシンクロを生み出しているような気分になって来るからである。

特に「四重虹」の時などは、見続けている間に二重から三重、四重へと変化して行ったので、尚更、そういう気持ちにさせられた所があった。客観的には「単なる思い込み」と見なされる事は理解しているが、いつ消えてしまっても良いはずの虹が、どんどん変化成長して行くプロセスを何度も目にしていると、少なくともそれを目にした本人にとっては「思い込み」を超えた「創造」のように感じられて来るものである。

おそらく、多くの人々がこうした「発見による体験」を重ねて行くと、ある段階で「私たちが生じさせている」という感覚が芽生え始めるのではないかと思う。科学的にはありそうもない「極をとりまく虹の橋をかける」という『13の月の暦』のヴィジョンに、私がある種のリアリティを感じられるのは、「虹」に関するこうした体験がすでに十分なだけ積み重なって来たからではないかと思っている。

「虹の発見」も「シンクロの発見」も、他の誰かがしてくれる訳ではない。自分で気づくだけである。しかし、その気づきを大切に扱って行くと、いずれ「虹の橋をかける」という感覚と共に、本当に「虹の橋をかけられる」日が来るかもしれないのだ。やってみる価値は十分あると思う。(D)

月の月3日 5・種(KIN44)

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