黄庭堅がつなぐ天安門からシャンバラへの道

7/2(KIN95)から【天真書法塾シャンバラ教室/世田谷美術館ギャラリー展】が始まった。ここ数日、暴風雨のようなお天気が続いていただけに、開幕日に思い切り晴れてくれたのは、やはり嬉しい。それ以前に、コロナで開催自体が危ぶまれていた中、無事開催にこぎつけられた事を、まず喜びたい。

何しろ、4つある展示ギャラリーのうち2つは、利用団体側がキャンセルしているような状況。予定している会期に、施設が利用できるかどうかも分からない状況が長く続いていたので、そういう判断に至るのもごく自然な事と思うが、シャンバラ教室の生徒さんたちは、そんな中でもリモート指導だけで作品作りに励んでいたのだから偉いとしか言いようが無い。

この教室の師範は蘭禅で、私は授業の冒頭に行う体操と瞑想を担当しているだけだが、例年同様、今年も賛助作品を出品させてもらっている。その作品に関して、香港、台湾、天安門を繋ぐ興味深いシンクロを発見したので、それについて書いておこうと思う。

コロナのニュースが各地で報じられ始めた2月初旬、台北にミニトリップをした。この時の様子は【台北で魔法使いの日に銀河家族と円卓を囲む】にまとめてあるが、書に関する新しいお手本(主に生徒さんのための)を入手するのも旅の目的の一つで、その中に、今回臨書した「黄庭堅(こうていけん)」の作品も含まれていたのだった。

蘇軾・米芾・蔡襄とともに北宋を代表する四大家として知られている黄庭堅の作品は、真筆を含めて何度か目にしてはいたものの、天真書法塾の本科カリキュラムには組み込まれていない事もあって、これまで臨書する機会はなかった。それに、正直なところ、これまでは積極的に取り組みたいという気持ちが生じた事も無かったのだ。

しかし、新しいお手本を目にした瞬間「カッコイイ!」と思えたので、「今が臨書のチャンス」と思って取り組んでみる事にしたのである。そこには、書としての魅力だけではなく、おそらく「時間の法則」も働いていたのであろう。作品を仕上げてから、驚くべき関係性が明らかになったのだった。

図録用コメントの締め切り日でもあったG6/3(水晶の月5日、KIN66)、黄庭堅の詳細な生没年を初めて調べてみた。ネットで得られる生没年は、1045年7月28日〜1105年11月8日だが、これはユリウス暦の日付なので、これをまずグレゴリオ暦に変換し、その上で、誕生キンを調べると以下のようになる。

生年:1045年8月3日、KIN192(10・人)
没年:1105年11月15日、KIN96(5・戦士)

何と、「黄庭堅」はその名の通り「黄色い人」だったのだ!しかも「黄色い戦士」で没しているから、生も死も「黄色」。これだけでも相当面白い話だが、「192=96×2」とか「10=5×2」という数字の関係性や、96(=8×12)がシャンバラの数で、「クリカ」がシャンバラと直結する「カーラチャクラ」の教えの保持者を意味する言葉であることも知っていると、面白さは倍増する。

何しろ、covid-19は中国の武漢から世界に広がったウイルス感染症の名で、私がこの事実を知ったKIN66(1・世界の橋渡し)は、NPOクリカの設立19銀河スピン(19×260)のタイミングだったのだ。しかも、私達がカーラチャクラの教えをダライ・ラマ法王14世(KIN14=今年1年)から直に受ける事ができたのは、1959年に中国がチベットに軍事侵攻したからでもある。

加えて、この事実に気づいた日の翌日6/4は、天安門事件31周年に当たっていた(私の現在の道筋はKIN31)。その事で、確か天安門事件について『マヤのリズム』にも書いていたはずと思って調べると、P164に「天安門事件(KIN192)」とあった。何と天安門事件は、黄庭堅の誕生キンと同じキン(黄庭堅生誕1325銀河スピン)に起こっていたのだ!

そして、今日、シャンバラ教室展の2日目はKIN96で、黄庭堅の死から『13の月の暦』ツォルキンが1285回巡ったタイミングに当たっている!4日間しかない会期中に、こんなに綺麗にシンクロしなくても良いのに、何という絶妙さだろうか。まるで黄庭堅が、4次元的にこれらの繋がりに意識を向けるよう促しているかのようである。

黄庭堅の誕生日を初めて調べた日の翌日が天安門事件31周年で、黄庭堅と天安門事件がツォルキン(KIN192)で繋がっている事が明らかになり、台北でそのお手本を手に入れたKIN214(6・魔法使い)から140日後のKIN94(3・魔法使い)に、香港国家安全維持法が施行されたのは、偶然ではないのだろう。

そして、今日が黄庭堅の死の日付と同じKIN96で、それがシャンバラの数であり、シャンバラ教室展に黄庭堅の臨書作品が展示されているという事実。台湾(台北)、天安門、香港、チベットは、中国、そして人類を自由にする鍵を握っている場所である。これら全てを1000年近く前の「黄庭堅」という人物が結びつけているという不思議。

せっかく気づけたこのシンクロ、広島原爆投下(KIN55)に対するハーモニック・コンバージェンス(KIN55)のように、黄庭堅(KIN192)の臨書作品を通じて天安門事件(KIN192)を想起し、天安門で示された人民の「自由意志」が「現れを仕上げる」状態、すなわち「シャンバラのヴィジョン」という希望的未来へと昇華される事を願いたい。(D)

宇宙の月7日 5・戦士(KIN96)

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