19がその番をする(絶対拡張キンの起源)

今日は『13の月の暦(ドリームスペル)』のツォルキンでKIN19(6・嵐)。10日前のKIN9(7/21)に大阪アマントで行われた「テレクトノン発掘配布会」と絡んで、この「19」が浮上して来ていたので、その事を振り返りながら、偽マヤ暦商法を展開している者たちが、どこから情報をパクっているのかも明示しておきたいと思う。

大阪チャクラ(8月下旬まで『13の月の暦タイムスコア』原画展が行われている)でのイベントを無事終えた私は、翌朝、アマントに向かう前に、宿泊先近くのカフェに入って軽いブランチを取る事にした。会計時に手渡された番号札が「19」で、そのカフェの住所も「19」であった事に、私はあるサインを感じていた。

というのも、その日の午後に解説する予定になっていた『テレクトノン』には、『コーラン』も深く関わっており、ボード上の「0-19再チャージバッテリー」の最後に位置する「青い嵐」の箱には、マヤ数字の「19」と共に「真実の日 アラーの慈悲の力」と書かれている事を知っていたからだ。

15年ぶりに訪れたアマントは、隣の家まで繋がって以前より拡張されてはいたものの、ホゼが講演した頃と変わらぬ佇まいで、外界とは異なるゆったりした時間が流れていた。オーナーのJUNさんとは積もる話もあったが、それほど時間に余裕がある訳でもなかったので、互いの近況を手短に伝え合い、必要な準備を速やかに済ませていよいよ本番。

だが、時間になってもまだ数名が会場に到着していない様子。そこで、参加者が集まるまで、JUNさんがアマントの誕生秘話を話して下さる事になった。最初の驚きは、10年近く人が入った形跡がなかった古民家にJUNさんが足を踏み入れた時、日めくりカレンダーが91年10月19日で止まったままになっていたという話(これは今も見られるようにそのままの形で残されている)。

朝から「19」に注目していた私は、当然ドキッとした。総計1127人が古民家再生パフォーマンスに関わったという所も、パカル王の石棺の蓋が1952年11月27日(KIN123)に開封された事を知っている身には、ゾッとする話だった。何しろ、『テレクトノン』キットの外観は、まさにパカル王の石棺のデザインがそのまま採用されている代物。こうしたサインの数々が、「今、テレクトノンを解き放つべし」というメッセージとしてハートに響いて来る。

熱心な参加者の皆さんと、動ける若者お二人による強力なサポートもあって、配布会は無事終了。実際にテレクトノンを起動し、本来の形で稼働させる人がどの位いるかは分からないが、自分の任務は何とか果たせたかと思う。その日のうちに伊勢に移動する予定を立てていた私は、余韻にひたる間もなくアマントを後にした。

伊勢に向かう近鉄車中で、帰り際にJUNさんが手渡して下さった講演録『じつは、つながっていた。願望達成から必然達成の時代へ』を読みながら、そのP12にも出ていた91年10月19日の事が気になってKIN3Dというアプリで確認してみると、何とKIN19!これには流石に驚いた。

この記事をUPしたKIN19は、日めくり停止日からちょうど39銀河スピンが経過したタイミングに当たる。この「39」もKINに置き換えれば「青い宇宙の嵐」となる。KIN18に思いがけない巡り合わせで体験したイスラム文化圏からの風も含め、アラーの慈悲の力を感じる。

『テレクトノン』が生み出される少し前の頃、ホゼとロイディーンは、米国イスラム共同体のマザー・ティネッタからコンタクトを受け、ラシャド・カリファ博士による『コーラン』と「19」についての研究を知り、それをきっかけにツォルキン(260日暦)における「19」の働きについて、大きな発見をする。

その情報は、パン・ジャパン・ライブラリーに掲載されている【地球の魔法使いの学校】の7日目「ウル、19=260」に、以下のような形で記されている。

”この数学的コードが「19」という数字だったのです。コーランの74章30節をみて、彼はやっと納得がいきました。そこには「19がその番をする」(岩波文庫『コーラン』井筒俊彦訳より。以下、同)と書かれていました。”

”「19」から右斜め上の方向に動いていきます。すると、斜めの位置にあるものが、38-57-76というというようにすべての19の倍数になっているということがわかりました。そして19×7が133になります。さらに152、171….と続いて、最後が247になります。つまりこの斜めのラインが「19」の倍数になる唯一のラインだとわかりました。「ツォルキン」全体の中でも、そのようになるラインは他にはありません。”

最初の抜粋「19がその番をする」が、『コーラン(下)』(井筒俊彦訳/岩波文庫)のP241に掲載されているのを知って驚いたのは昨夜のことで(自分の誕生キンでありホゼの母エセルの誕生キンでもある)、今日はそのKIN19(6・嵐)。

そして、次の「19の倍数のライン」こそが、巷の偽マヤ暦で「絶対拡張キン」と呼ばれているものの出所である。当然、「拡張」は「19の倍数」情報を知った人間による安直な発想の命名で、アグエイアス夫妻も世界中の「13の月の暦」ユーザーも、「拡張し易い日」などという意味合いでは捉えていない。

偽マヤ暦をデッチ上げたMとその弟子筋は、もともと『ドリームスペル』で定義されている用語を勝手に改変し、そこに余計な意味を付与しただけで、ソース情報を知っている立場から見れば、自ら「パクりました」とアファメーションしているような、恥かしい事しかやっていない。具体的に書いてみよう。

反対キン、類似キン、神秘キン、ガイドキンは、『ドリームスペル』で初めて定義された概念と名称をそにままパクったもので、古代マヤ暦には存在しないもの。「絶対反対キン」は、「反対キン」の特殊ケースである「反対のパートナー」の概念を名前だけ変えたもの。「鏡の向こうキン」は「神秘キン」の特殊ケースである「神秘のパートナー」の概念を名前だけ変えたもの。そして「絶対拡張キン」は上記の通りで、唯一倍数が切れ目なく並ぶ特殊ラインである事を使って、勝手に命名したものである。

情報の出所と経緯を知っている立場から見れば、万事この調子なので、「偽マヤ暦」と言い切れるのである(「偽マヤ暦用語」が21世紀以降にのみ見られる事もその証拠だ)。しかも、「銀河の贈り物」として無償配布された情報を、上記のような姑息なやり方で改変して各種講座の教材(商材)とし、それに(R)マークまで付けて権利を主張し、無知な人々を洗脳して団体の維持に努めているのだから恐れ入る。まるで、強引に嘘を押し通す某隣国のようなやり方だ。

しかし、健全な思考力と判断力を持つ方が少しずつ増えて来て、気づき始めて来ているのも確かな事。「アラーの慈悲の力」が遍く行き渡り、真実に目覚める人々がさらに増えて行く事を祈ろう。(D)

トップ画像はLのアラビア書道作品「慈悲ふかく慈愛あまねきアッラーの御名において」。

磁気の月6日 6・嵐(KIN19)

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