NYメトロポリタン美術館でジュエリー展・変容する身体

どこでもドアがあったなら、私が今、すっ飛んでいきたいのはNYメトロポリタン美術館ギャラリー999。昨秋より画期的なジュエリー展「Jewelry: The Body Transformed(ジュエリー:変容する身体)」が開催されていると伺ったからです。驚くなかれ、この展覧会開催を可能にしたキーパーソンは、世界的なアンティークジュエリーのコレクターでありディーラーでもある、アルビオンアート(株)代表の有川一三氏。日本の方です。

実は、氏はかつて天真書法塾の大先輩でいらしたこともあり、そのご縁で数年前、歴史的で美しいジュエリーを手に取らせていただきながら、それぞれのジュエリーの秘密について、氏から直接お話を伺う機会に恵まれました。あまりたくさんのことをこちらには書けませんが、その時の体験と感動は、私たちのジュエリーに対する認識を根底から変えてしまいました。

「ジュエリーは地球の美と人間の祈りの造形である」、「地球から“美”が失われれば人類は滅びる。21世紀において“美”は単なる飾りでなく“人類の存続をかけたコンセプト”である」— by 有川一三氏。

有川氏によれば、「人類が宝石の美に感動し、収集するようになったことを示す最古の遺跡は、実に20万年ほど前。インドのシンギタラトでは、原始人がその近辺では産出しない水晶を遥か彼方から集め、宝物のように大切にインスタレーションしていたことが報告されている。」と言うのですから驚愕です。人類は美による感動を魂の栄養として生きてきたのでしょう。というよりは、人類は美と感動がなければ生きられない生物種なのかもしれません。今もこれからも。(L)

「Jewelry: The Body Transformed(ジュエリー:変容する身体)」
NY・METで2019年2月24日までの開催です。この時期NYに行かれる方は是非!
https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2018/jewelry
画像は METのHPからお借りしました。

アルビオンアート株式会社
http://www.albionart.com

共振の月24日 9・太陽(KIN100)

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