伊勢内宮への国道23号、皇居東御苑への国道1号

お盆休みのこの時期、子供の頃は両親の実家がある盛岡に帰省していた事が多かった。比較的年の近い親戚が多く、年に1、2度会えるのが楽しみだったという事もあるが、ちょっと郊外に出れば豊かな自然もある城下町の規模と風情が大好きで、今も自分にとっては心の故郷という印象が強い。

成人してからはめっきり訪れる機会も減ってしまって、誕生日を盛岡で迎えていた子供時代を懐かしく想うばかりだが、一年の流れを決めるとも言えるその日をどこでどう過ごすか、意識的に選べるようになった今の状況にも、もちろん感謝している。

昨年は、もともと候補に上がっていたところに荒木飛呂彦氏(KIN10)の奉納画がある情報も前日に入って、赤坂の日枝神社に初参拝。平成最後の元旦(KIN68)初詣で再訪し、そこから68日後のKIN136(G3/10)にも、剣武の道友で暦的にも深い繋がりがある丸山貴彦さん(『霊性のアート』P141参照)の結婚式で再び参拝。

今年も予定は意識的に空けておいたが、どこに行くかは直前まで全く決めていなかった。自然の中に分け入るのも好きなのだが、暑すぎるせいか海も山もピンと来ないし、今年は参拝してみたい神社も思い浮かばない。そんな折、五十鈴川沿い(内宮宇治橋より上流域)に住んでおられるSさん(KIN218)の言葉が思い出された。

五十鈴川上流

ちょうど今日から23日前、荒木氏の83回目の誕生キンでもあった7/22(KIN10)の事だ。伊勢の中でも御神域に囲まれた最高に氣の良い地に住んでおられるSさんのお宅で、「東京駅からすぐの皇居東御苑が素晴らしかった」という話をお聞きしていたのだ。世間のパワースポット情報みたいなものには興味も湧かないが、信頼できるアンテナを持つ方のセンサーにかかった場所なら話は違って来る。

それに、皇祖を祭る伊勢の深奥で知った情報をもとに、皇居を訪れるのは流れ的にも美しい。という事で、誕生日前夜に行き先は決まった。眠る前の瞑想時に「三十一文字(みそひともじ)」が浮かんで来た(前記事参照)のは、こうした流れとも関係があったのかもしれない。

KIN31(5・猿)の道筋に入った50最初の朝、自分とLの「運命の道筋」キンの番号の差が、常に50になる事に気づいた。(例えば今なら81と31)。ずっとチャンスはあったはずなのに、50になったその日に気付くのだから面白い。そう思うと、五十鈴川のほとりで知った情報に導かれ、五十歳にして初めて皇居東御苑を訪れるのも興味深い事である。

せっかくなので、「5×365=7×260+5」という2つの暦の関係性についても触れておこう。太陽暦とツォルキンが生み出すこの関係性は、「50×365=70×260+50」と拡張できる。50歳というのは「70銀河スピン+50日」でもあるのだ。

70銀河スピンを迎えたのは50日前のKIN241(G6/23)。その日、ダ・ヴィンチと同じKIN186(4・橋渡し)の道筋を歩んでいた私は、ローマ・テルミニ駅からレオナルドエクスプレスで、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港に向かっていた。ちなみに、その32年前の1987.6.23はKIN1で、ウォールストリート・ジャーナルの第1面にホゼが写真入りで登場した日である。

皇居東御苑は、東京で生まれ育ったLにとっても初めての場所だった。大手門から入って、三の丸尚蔵館(月曜休館だが振替休日の関係で開館していた)、百人番所を巡り、ゆるやかな坂道を上って本丸へと向かった。かつて江戸城の本丸があったその場所では、11月に行われる大嘗祭のための準備が、猛暑の中進められていた。

大嘗祭の準備が勧められている本丸

天皇即位後に一度だけ行われる特別な儀式「大嘗祭」については知っていたものの、その儀式が行われる場所が東御苑本丸跡だというのは、前夜、宮内庁のサイトを調べていて初めて知った事だった。こういう体験を何度もして来ているが故に、「予定だけ空けておいて閃き(サイン)を待つ」というやり方を、私は信じられるようになったのだ。

その後、二の丸雑木林を巡って大手休憩所でもう一休みしてから皇居東御苑を後にしたが、昭和天皇(KIN16)の発意によって武蔵野の自然を移植したという雑木林は、豊かで多様な緑に満ちていて、Sさんがおっしゃっていた気持ちの良い場所とは、おそらくその辺りの事ではなかろうかと、自らの体感を通じて思った。

帰宅後、住所を調べる中で面白い発見があったので、半世紀生きてきた記念に記録しておこう。

伊勢内宮は「〒516-0023 伊勢市宇治館町1」国道23号
皇居東御苑は「〒100-8111 千代田区千代田1-1」国道1号

内宮と国道23号については折に触れ書いて来たが、国道1号が起点の日本橋から真西に向かい、東御苑の大手門近くで南下するのは、今回調べてみて初めて知った事である。そうとは知らずに、参道のような1号を辿って東御苑に向かえた事が分かった時には、ささやかな喜びを感じた。

内宮の郵便番号0023と国道23号、東御苑の郵便番号8111(81はLの道筋&11はホゼ)と国道1号という関係性にも注目しておきたいが、このタイミングに東御苑を訪れる事ができたのは、ひとえにSさんのお陰である。だが、それもL(KIN231)との結婚を機に、本籍地を内宮に移したことで導かれたご縁なのかもしれない。そう思うと神恩に感謝するしかない。(D)

磁気の月20日 7・空歩く者(KIN33)

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