地球の錬金術、松野グラスビーズ

久しぶりに恋に落ちた。伊勢から戻った翌日、近所の蔦屋家電に資料の本を探しに行くと、もう本当にどストライクなアクセサリーが目に飛び込んできた。

「MATSUNO GLASS BEADS」松野グラスビーズという初めて知るブランド。デザインチームの意図が瞬時に伝わってきて、特に色の使い方にはっきりとした哲学が感じられて、売場にあったものを全部買い占めたくなるくらい気に入ってしまった。あまりモノは増やしたくないのも本当だけれど、そんな屁理屈は吹き飛ぶほどの引力!まずはピアスを一点ゲット(どれも素晴らしいので、一点選ぶのにたっぷり悩みました)。

翌日会った友人のTちゃんが「なんですかそれ!!ステキッ!」と思い切り褒めてくれたので、そうでしょうそうでしょう、この素敵さわかってくれて嬉しい、とウキウキ蔦屋家電の売場までご案内(笑)。Tちゃんの狂喜乱舞の品定めにキャーキャー言いながら付き合っているうちに、いつのまにか私も真剣になり2点目のピアスをゲット。(興奮しすぎたせいで、夏の時期には肌身離さず持ち歩いている大事な日傘を蔦屋に忘れてきてしまった。気づいてすぐに電話すると、親切な方がカウンターに届けてくださっていた。ありがとうございます。とりあえず保管をお願いし、用事を済ませたあと、夜10時30分迄の営業時間内にピックアップ完了。)

ところで、あまりに感心したので調べてみると、松野グラスビーズは、松野工業(大阪に戦前からあるビー玉やグラスビーズのメーカー)の一部門で、現在では世界最高のグラスビーズ「M.G.B.」(Matsuno Glass Beads)として、日本市場よりも海外の有力アパレルやハイブランド、世界市場でその実力が認められており、海外での流通の方が多い。数年前に自社ビーズ「M.G.B.」を使用したアクセサリーブランド「MATSUNO GLASS BEADS」を、外部スタッフの力を取り入れながら立ち上げたそうだ。(例えが大げさかもしれないが、トヨタの精密な部品を作っていた町工場が、自社の製品を使ってスーパーカーを作り始めたみたいなこと!?)グラスビーズの原材料は簡単にいうと、地球の表面に溢れている砂と石なのだから、材料の質そのものより、それを加工する技術や過程、そしてデザイン力がものをいう。つまりは地球の錬金術。

実際に「MATSUNO GLASS BEADS」のピアスを身に着けてみると、さすがビーズ!琥珀並みに軽い。もし同じデザインのものが石や金属で作られていたら、重さで耳が千切れるだろう。ピアスフックが樹脂製なのも最高。汗をかく夏の時期でも金属アルレギーの心配がない。パッケージも簡素にして十分(無駄なゴミが出ない)。一つ一つの作品には意味深な名前も付けられていて物語があり、隅々に細やかな配慮が行き渡っている。こういうことを考えて世に送り出す人たちの存在が嬉しい。

恋に落ちた私は、その翌日もまたピアスを購入(3日連続・しつこい性格です)。昨日「時のからだ塾」で、今度はNさんがお会いするなり激しく褒めてくださったので、またまた松野グラスビーズを自主宣伝(笑)。時のからだ塾の放課後、速攻蔦屋に行き、数点気に入ったものをゲットされたと、あとでメールをいただきました。何かを素敵!と思う、言葉にならないその感覚を共有できるのはとても幸せなこと。

ご興味を持たれた方は二子玉川の蔦屋家電(2Fシーズンストリート)へGO!松野グラスビーズにはオンラインショップもあるけれど是非実物を手に取ってみて!そして、絶対に私を誘わないでください(また買ってしまいそうだから)。(L)

磁気の月4日 4・地球(KIN17)

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追記:日本製のM.G.B.(Matsuno Glass Beads)のグラスビーズを使い、ネパールの女性の手で一つ一つ手作りされるブレスレットLILY and LAURA® 「リリーアンドローラ」もあるようです。機会があればこちらもチェックしてみよう。まったくもって売れていなかったのに、手芸に詳しい人のアドバイスにより、ビーズ素材を「松野ビーズ」に変えた途端に爆発的に売れ始めたのだそう。