シャンバラ教室展と「時の輪の教え」

今日は、「水晶の月」最後の「水晶の円卓の日」に「魔術の亀の日」が重なる特別な1日だった。七夕の翌日から始まる天真書法塾シャンバラ教室展に出品される作品の仕上がり(軸装)を確認に渋谷へ行き、その足で明治神宮に参拝。やはり緑溢れる神宮の森は空気が美味しい。

原宿駅方面から本殿に向かうには、まず入口で大鳥居をくぐり、次に左に曲がってまた鳥居をくぐる。するとその正面には必ず、明治天皇と昭憲皇太后の大御心(おみくじ)の歌が一首ずつ掲げられている。どのくらいの頻度で変わるのかは知らないが、いつも同じではない。

参拝前にそこを通った時に皇太后の御歌「むらぎもの 心にとひて はぢざらば 世の人言は いかにありとも」が目に止まった。その意味する所は何となく分かるものの「むらぎもって何だろうか?」と思って、それが気になったのだ。

未だコロナ禍が落ち着いているとは言えない状況ではあるが、6月の土日ともなれば式を挙げる方も多いようで、参拝前後に2組の参列に出会った。おみくじを引くと、何と直前に目にして気になっていた昭憲皇太后の御歌であった!番号は6番でタイトルは「心」(昨年の太陽暦誕生日に引いたのは明治天皇の「心」という御製で13番だった→13・6=13・世界の橋渡し=KIN78=パカルの特別な数字)。

裏面には「自分の良心にきいてみて」と解説が入っていたが、後で「むらぎも」とは「群肝」、つまり内臓(五臓六腑)の事で、古代においては「心は内臓にある」と考えられていたからだと判明。心臓に記憶が残る現象や腸脳相関が明らかになりつつある昨今、古代人の感覚には鋭いものがあったのではないかと改めて思う。

そのおみくじ(大御心)の内容にも響くものがあったが、私にとってより印象深かったのは、直前に疑問に思っていた事の答えを、即おみくじを通じて頂けたこと。そして、1年前の同じ頃、高千穂神社で引いたおみくじも6番でシンクロしていた事だった。

高千穂神社は『13の月の暦』48週目の初日、1年後の今日は同じ48週目の最終日である。48=6×8で「6・8」=「6・星」=令和の始まりの日などと数字で遊びながら、自分にとっての「お告げ」を読むのが、真のドリームスペルのコードブレイカー(時空のサーファー)だ。

しかし、もっと分かり易いお告げもある。例えば、シャンバラ教室師範のLが引いたおみくじ(大御心)は「27」。明治天皇御製「峰」。「大空に そびえて見ゆる たかねにも 登ればのぼる 道はありけり」。その解説には「昔は不可能と思われたヒマラヤ、アルプス等の頂上も勇気とたゆまぬ努力とによって、みごとに登ることができました。」とあった。

他のタイミングならいざ知らず、シャンバラ教室展の軸装チェックをした直後の私達にとっては、驚きとしか言いようの無い内容と数字。何しろ、私たちがクリカという名前で活動を始めたのは、ダライ・ラマ法王による「27」回目のカーラチャクラ灌頂(2002年)に参加したのがきっかけであり、シャンバラ教室のシャンバラとは、カーラチャクラ(時の輪)の教えと不可分の不可視の聖地の名前だからだ。

更に、今年のシャンバラ教室展の案内カードには、初めてヒマラヤの峰々の写真を使っている。そして、出品している生徒の中には大空さんというお名前の方までいるのだ!もうひとつ加えておくと、11年前にシャンバラ教室を始める前、Lは明治神宮に「生徒さんと良いご縁が得られますように」とご挨拶しているのである。

こういう文脈と背景がある上で、今日、「27」の大御心を引くことが、どれだけインパクトのある出来事か想像して頂けるのではないだろうか。実は、およそ20日前に同じ場所に軸装を依頼しに行った時にも同じような驚きがあった。

その日(KIN175)、軸装をお願いするに当たって、出品する生徒さんの全作品を抱えた状態で、渋谷に新しくオープンした「アーンドラ・ダイニング」という南インド料理店を訪れていた。美味しいカレーを知る人のネットワークを通じて知ったこのお店、味ももちろん素晴らしかったが、何より驚かされたのは「アマラヴァティ」との繋がりであった。

アマラヴァティを知っている日本人は、私達が訪れた2006年当時は殆ど居なかったのではないかと思う。何しろ、其の頃は伝説的な仏塔の遺構が残っている外は、本当に何も無い田舎町だったからだ。だが、2014年から新しい州が生まれるのに伴って、新たな州都として計画的に都市設計がなされているらしい事が、この「アーンドラ・ダイニング」を訪れた事で分かったのだ。

お店の紹介パネルには、このダイニングがアーンドラ・プラディッシュ州に由来する料理を提供している事が書かれていて、観光名所紹介の中にアマラヴァティも含まれていたのである。しかも略地図にはハイデラバードとアマラヴァティだけが大きく書かれていたのだ。それはまるで『シクロニック・ジャーニー』P201にある地図のようであった。何故なら、そこにもハイデラバードとアマラヴァティだけが地名として書いてあるからだ。

上記の通り、カーラチャクラの儀式には既に1度参加していたのにも関わらず、私達が再び参加を決めたのには理由があった。第1に、アマラヴァティは、シャンバラの王スチャンドラが入滅前のお釈迦様に請願し、初めてカーラチャクラの教えが説かれた伝説の場所とされていた事。第2にダライ・ラマ法王による記念すべき30回目のカーラチャクラであった事。そして、第3に儀式が完了する満月の日が、Lの誕生日であるG1/14(KIN16)にシンクロしていたからであった。

27回目のカーラチャクラが、オーストリア・グラーツの快適なホテルとアリーナの往復だったのとは対照的に、アマラヴァティは灼熱の大地に立つテントとホコリの多い屋外(天幕はあった)会場の往復で、ヒマラヤを越えて参加していた熱心なチベット人達の中には命を落とす人も複数いたほど厳しい環境であった。

そんな思い出の地に、シャンバラ教室生の書作品と共に訪れたお店で思いがけず(全く予想外に)接続してしまったのだから、驚かないはずがない。しかも、チベット圏では全てが何十万倍にも増幅すると信じられているチベット暦サカダワ(シャカ月)中の出来事であった。

アマラヴァシンクロを体験したKIN175は、当時現地で落ち合ったKIKUの久保さん、そしてカトマンズ郊外の絶景ポイントに連れて行ってくれた(シャンバラ教室展のヒマラヤ写真はその時撮影したもの)道友・悟郎さんの誕生キンでもある。

全ての時空は互いに影響しあっていて、相互依存しながら幻のようなこのリアリティを生み出し続けている。仏教はその事を頭だけではなく、心から理解するための教えだが、今日をKIN194と数える『13の月の暦』も、実は全く同じ目的で提唱されたものなのである。

もちろん、言葉として直接的にそのように書かれている訳ではない。しかし、『13の月の暦』の源泉である『ドリームスペル』を体験的に理解しながら学び、提唱者たちの背景を知れば知るほど、仏教とドリームスペルは同じ目的を持っていて、アプローチもよく似ている事が分かるだろう。

もし違いがあるとすれば、このような驚くべき共時性秩序の体験が促される側面くらいだろうか。しかし、それは心身が自然状態に回帰する時に起こるプロセスとしての体験であって、別にそれ自体が目的ではないのだ。それを分かって使って行けば、より深い世界に対する洞察も得られるだろう。(D)

水晶の月28日 12・魔法使い(KIN194)

追記:2020年の自分の誕生日に同じ明治神宮で引いたおみくじは13番で、明治天皇の「心」という御製だった。宇宙の月6日=13・6に追記。13=明治天皇「心」、6=昭憲皇太后「心」。

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