映画『早春物語』とJAL123便の1985年

早いもので「黄色い電気の種の年」も丸3ヶ月が経過し、今日から4番目の「自己存在の月」が始まった。ツォルキン(260日暦)をマンダラ的に配列したドリームスペル旅程盤でも4番目の「黄色い太陽のウェイブスペル」を航行中だが、興味深い物語が現在進行形で展開しているので、それを記録しておきたいと思う。

現ウェイブスペル(13日間)の始まりに当たるKIN40(1・太陽)、私は早稲田大学で行われた「日本ソマティック心理学協会 第8回記念大会」に参加していた。剣武天真流の丸山貴彦本部正師範が担当したワーク「武道における『動』の瞑想」が戸山キャンパス33号館の16階(最上階)で行われ、そのアシスタントをしつつ前後の講演や分科会にも参加させてもらったのだ。

印象深かったのはワーク時の空模様で、途中までは辺り一面真っ白になるほどの霧に包まれていたのに、終了する頃にはスカイツリーまで見渡せる位に晴れ渡り、青空が広がっていた。『天地人々ワレ一体』で紹介している「求道進展の十段階」の組手体験について、「漂心という境地は霧の中で上下左右が分からなくなるような体験だった」とワーク内でシェアする場面があっただけに、まるでそれが視覚的にも再現されたかのようだった。

2日後のKIN42(3・風)の朝、起き抜けに「都の西北」のメロディと共に母方の祖父母の家(盛岡)に大隈講堂の形をしたオルゴールがあった事を思い出した。KIN96(5・戦士)の祖父が早大出身だったのでその影響と思うが、ちょうどKIN42(3・風)は父方祖母の誕生キンで、母方祖父と父方祖母(こちらも盛岡)というクロスした関係の祖父母を思い出す機会となった。

この日は、年月日の全てに「銀河の音3」が響き渡る特別な日で、【賢治に出会う「魔術の亀の日」のアラビア書道】にまとめた通り、思いがけず宮沢賢治(旧制盛岡中学出身)の話をアラビア書道家の本田先生からお聞きする流れとなった。本田先生はホゼの息子ジョッシュと同じKIN211(3・猿)生まれで、早大でワークを行なった丸山師範はそのジョッシュが他界した当日(KIN129)の生まれ。そして、KIN129とKIN131(賢治)は調波33で戸山キャンパス33号館とシンクロしている。

「電気の魔術の亀の日」に書いたそのブログの締めに、私は《このブログやメルマガを目にする人は(特に3・風の日の内に)、「銀河の音3(電気)」のキーワードに従って、多次元的に活性化される事になるだろう。そうすると、「その時何をすると良いのか」という閃きが自ずと湧き起こってくるだろう》と書いた。

すると翌日(KIN43)、時のからだ塾生のMさん(KIN98)が、大変興味深い話を塾のMLでシェアして下さった。その日カレンダーラウンドを迎えた友人のお祝いで集まった折、その友人のご主人の夢が「映画のエンドロールに自分の名前が流れること」という話になったらしい。青い夜のキーワード「夢見る」にぴったりの話だが、私にとっての衝撃はその先にあった。

何と、Mさんは原田知世主演の『早春物語』に看護婦役で出演していて、エンドロールにもお名前が流れるというのだ!役者の卵をしていたという話も初耳で驚きだったが、ピンポイントで『早春物語』というのが衝撃だった。なぜなら、私は鎌高生だった当時、部活の途中だったかに稲村ヶ崎あたりで原田知世&田中邦衛の撮影シーン(『早春物語』だと後で知った)に出くわしていたからだ。加えて、Mさんは鎌倉高校の先輩でもあるのだ!

それで改めて映画『早春物語』について調べてみると、1985年9月14日公開(96分)とあった。公開日がKIN134(4・魔法使い)だと判明した時、私は16歳の誕生日を迎えたその年の8月12日の事を思い出していた。JAL123便が高天原山(御巣鷹の尾根)に墜落した日として、私の人生に大きなインパクトを残しているからだ。

その日はKIN101(10・竜)だったので、『早春物語』の公開はその33日後だった事になる。この気づきは「4・夜」&サイ時間「8・夜」に生じたものだったが、JAL123便をKIN123に置き換えると「6・夜」で、これはパカル王の石棺の蓋が開いた日付でもある(「青い夜」の紋章コード番号は3)。

日航機事故は、私が制作世話人を引き受けた銀河ツール『時間の法則の20の銘板』とも見えざる領域で接続しているのだが、そのシンクロについて記録したブログの過去記事は、ちょうど私の運命の道筋がKIN131(宮沢賢治)だった時に書かれて、久しぶりに鎌倉を巡った時の内容となっている。

更に『早春物語』の上映時間96分は、シャンバラの数96(=8×12)であり、G8/12日航機事故の日付でもある。自分の16の誕生日から33日後に『早春物語』が公開されたことと、早大戸山キャンパス33号館16階で天真体道のワークをした事、早大卒の祖父がKIN96であった事などが、全てリンクしているのを感じずにはいられなかった。

ある時空の記憶回路(スユア)に接続すると、それに関する話題や関連情報が一気に浮上してくる例として、時のからだ塾MLには、KIN42の父方祖母ナツさんのことも少し書き添えていた。ちょうど十勝に暦の講師として呼ばれた直後に、NHKで十勝が舞台の朝ドラ「なつぞら」が始まった(ナツさんは北海道出身であった)という経緯があったからだ。

そこで、「なつぞら」を確認すると「連続テレビ小説」第100作のテレビドラマと判明。同時にクリカのツイッター記録を探索できるツイログで「田中邦衛」と検索したら、今年のG4/2に以下のツイートをしていたことも判明。

高校の時に学校近くで映画『早春物語』の撮影が行われていて、間近で目にした邦衛さんは何とも存在感のある人物でした。ご冥福を祈ります。D
1932年11月23日生まれ、KIN99(8・嵐)
2021年3月24日死去、KIN100(9・太陽)
/俳優の田中邦衛さん死去、88歳…「北の国から」

思えば「北の国から」も北海道が舞台。ここまで来ると、Mさんが友人との会話の中で『早春物語』出演の話をする流れになり、その事を時のからだ塾MLでシェアする事になったのは、「トリプル魔術の亀の日」(KIN42)のうちにブログを読んで下さった事と無関係ではないと思えてくる。

何故なら、私は日付が変わる直前にそのブログをUPしていて、眠る前(KIN42のうち)にその記事に出会えた人は限られていると思うからだ。そういうギリギリの波を掴む人は、大いなる共振回路に接続して新たな物語を(互いに)紡ぎ出す役割を果たす事が多い。そういえば、Mさんは鎌高の先輩に当たるだけでなく、銀河の音7(共振)で響き合う類似キンでもある(竜と鏡)。

ここまででも十分長いのだが、このお話はもう少し続く。これらの気づきを塾MLにシェアした翌日のKIN44(『20の銘板』が始まったキン)、今度は新人塾生のAさん(KIN1)が「早春物語、わたしも映画みました!! Mさんと映画で出会ってたとは驚きです」と投稿。

更に、「早春物語といえば、わたしは赤川次郎を思い出しました。中学生のころハマって、新作を毎回楽しみにしていた記憶があります」と書きつつ、赤川次郎の誕生日も調べていて「1948年2月29日 KIN211」である事を明らかにしていたのだ!

アラビア書道の本田先生、ジョッシュに加えて赤川次郎まで!KIN211(3・猿)が3名も繋がってくるのは、「電気の魔術の亀」の影響だろうか。「赤い竜」のAさんが閏日生まれの赤川次郎について書いて下さった事で、KIN3Dに関する新しい知見も得られ、【13の月の暦アプリ「KIN3D」の閏日処理法】という記事としてまとめるに至ったのである。

その2日後のKIN46に、今度はKIN197(16番目の戦士のウェイブスペル)の塾生Bさんが「塾長の投稿から、日航機墜落事故のことを思い出したのですが、私、この飛行機が上空を飛んでいるのを見てました」と衝撃の投稿。

何でも、当時は夕食後にお父様と浜に出るのが日課だったらしく、その日も堤防で寝転がって空を見上げていたら、変な方角に向かう飛行機があって、家に帰ってから墜落のニュースを目にしたというのだ。Bさんは当時、焼津に住んでいて、8月12日は音的に「やいづ」とも読める事から不思議な繋がりを感じたという。

更に、日航機墜落の航路を調べていて「日本航空123便墜落事故33年目の記録」という記事の中で、焼津の上空を北上したと書かれているのを見て、当時の記憶がリアルに蘇って来たらしい。わざわざ33年目でなくても良いのにここでも33が登場。

賢治のキンが含まれる調波33は、20:13型ツォルキンの中でど真ん中に来る中心調波であり、易の64卦とツォルキンを対応させた銀河ツール『20の銘板』では、唯一対応する卦の無い「虚空コドン」の調波。そこから全てが生まれて来る放射状時間の中心とも言える。

『早春物語』をきっかけに浮上した一連のシンクロは、中心(源泉)からの情報に耳を傾けよ、というサインのようにも思える。現在進行形のこの物語が今後どのように展開して行くのかは、自らの体験を共有し合う円卓精神を持つ人々との共同作業によって決まって行くだろう。時空のサーフィンは、共に波を起こしあう仲間がいると、より奥深いものになるのだ。(D)

自己存在の月1日 9・星(KIN48)

*トップ画像は『13の月の暦タイムスコア』より「自己存在の月」(イラスト:みよこみよこ)

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