賢治に出会う「魔術の亀の日」のアラビア書道

今日は、黄色い電気の種の年、電気の月23日、白い電気の風、と年・月・日全てに「銀河の音3(電気)」が響き渡る今年最後の超「魔術の亀の日」。

このタイミングにシンクロして、『13の月の暦』についても連載しているメルマガ『驚きは魂のごちそう』最新Vol.39が配信された。創刊時に月2回第2、4火曜と設定したままG暦の都合で配信日が決まるので、今日を狙って出せた訳ではなく、結果的に「13」の「3」倍となる「39」号を「3」の「魔術の亀の日」に配信する流れとなっただけであるが、狙って出来ないところにこそシンクロの面白さがある。

それを象徴するような出来事が今日もあった。アラビア書道を学んでいるL(10・猿)が、年1回作品を出展する「第三回アルアル書道作品展」が今日から始まるので、セッティングが終わるお昼前後に会場近くでランチをしつつ集合という話になっていた。天真書法塾剣武蒼天道場に加え、アラビア書道でもLと同級生の貴ちゃん(3・戦士)も合流し、3人で行ったのは自然食レストラン「さんるーむ」。

その昔、天真書法塾の授業が渋谷で行われていた頃によく通っていたお店という事で選んだのだが、音霊としては「さん」も「3」と繋がる。そして美味しそうという理由で私が選んだメニューは「30品目ヘルシーバランスランチプレート」。系列の自然食品店F&Fには日頃からお世話になっているが、「さんるーむ」はそんなにあちこちにあるお店ではないので、このメンバーで集うと懐かしい気分になる。

ひと息ついて会場に向かうと、本田孝一先生3・猿)がいらしたのでご挨拶。過去記事にもご登場頂いている通り、アラビア書道界で世界にその名を知られる名人で、Lと貴ちゃんが学んでいる先生だ。ありがたい事に、早速、先生の作品について直々に解説をして頂ける事になった。アラビア文字は全く読めないが、私は先生が作品の制作意図や背景を語って下さるこの瞬間がとても好きなのだ。


「1人のムスリムが木を植え、畑を耕し、その実りを鳥や人間や動物が食べたならば、それは彼にとってまさに施し(サダカ)となる。」(ハディース「預言者言行録」から)。

先生は「人間より先に鳥」という所を特に強調されていたが、この言葉を選ばれた背景には、宮沢賢治(1・猿)の『虔十公園林』という作品がある事も教えて下さった。私たちの活動名である「時間芸術学校クリカ」は賢治の『農民芸術概論』から強い影響を受けたもので、10月から始まった「時のからだ塾」新リズムの中でも賢治は話題になったばかり。

更には、出がけにふと思い出していた母方の祖父(KIN96)も父(KIN88)も、旧制盛岡中学(後の盛岡一高)における賢治の直接の後輩に当たる。そのシンクロに驚きつつ、今まで全く知らなかった『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』という作品を青空文庫で見つけ、帰りの電車の中で読んだ。サッと読める短い作品だったが、心に深く響くものがあった。そして、本田先生が作品を通じて何を表現されたかったのかが、少し分かった気がした。

ちなみに、ホゼの息子ジョッシュと同じKIN211(3・猿)の本田先生は、次の誕生日を迎えると何と宮沢賢治(1・猿)の道筋に入る。もちろん、そんな事は全くご存知ないと思うが、作品制作のプロセスで、「どこにどんな色を入れたら良いのかは、神様が教えて下さる」とおっしゃる先生だけに、賢治にインスパイアされた作品をそのようなタイミングで制作されるという事も、同じような感覚で自然と行ってしまわれるのだと思う。

実際、今回の作品の全体の配色も、所々に白っぽく描かれた「」も(これも13の月の暦的に驚き)、書いて行くと自然と「そうした方がいい」という声が聞こえて来るとおっしゃっていたから、先生にはそういう実感があるのだと思う。タイムリーな事に、ちょうど今朝目にしたニュースの中に、ほぼ1ヶ月漂流し続けて生き延びられた人が、その要因は「神への信仰」だったと語った記事があったが、それも同じことだと思う。

大いなる存在や働きに対する深い信仰や信心があると、「その時何をすると良いのか」が閃き、自ずと分かって来るのだ。あらゆる場面を想定したマニュアルを覚えてマスターするのとは全く異なるやり方だが、私自身もある種そのような方針(信頼と閃き)でこの人生をやり続けてきたし、『13の月の暦』の使い方自体もまさにそのような感じなので、その感覚はよく分かるのである。

ちなみに、本田孝一先生(3・猿)にとって本田貴子さん(3・戦士)のキンは13歳の時の「運命の道筋」で、貴子さんにとって本田先生のキンは、39歳の時の道筋である。この数字関係、『13の月の暦』について触れている『驚きは魂のごちそう』Vol.39が今日「3」の「魔術の亀の日」に配信された事とも見事にシンクロしている。

おそらく、このブログやメルマガを目にする人は(特に3・風の日の内に)、「銀河の音3(電気)」のキーワードに従って、多次元的に活性化される事になるだろう。そうすると、「その時何をすると良いのか」という閃きが自ずと湧き起こってくるだろう。それが、未知の領域を探求する冒険者のやり方なのだ。(D)

電気の月23日 3・風(KIN42)

東京国立博物館にてマレーシア・イスラーム美術館精選特別展が開催(本田先生の作品が見られます)
会期:2021年7月6日(火)~2022年2月20日(日)

★追記:本田貴子さん(3・戦士)は学生時代に本田孝一先生(3・猿)からアラビア語を学んだ経験があり、何と、2ヶ月ちょっと前に行われた天真書法塾発表会では、賢治の『春と修羅』を作品化していました!遠い昔の出来事のようですっかり忘れていましたが、ご本人がFB「13の月の暦 水晶の円卓」で教えて下さったので、この機会に作品も合わせてご紹介。尚、貴子(虹風)さんは天真書法塾で最高峰の無鑑査師範の1人でもあります。

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