ククルカン降臨の秋分に『マヤのリズム』電子書籍化!

秋分(KIN177)の今日、マヤ遺跡チチェン・イツァでは羽毛の生えた蛇「ククルカン」が天から降臨する。極東の日本ではもう秋の夜長の時間帯だが、ユカタン半島の辺りはまだ午前中。ククルカンの降臨は現地で太陽が西に傾く夕方の時間帯に起こるので、日本では23日未明頃に当たる。

2011.6.8(KIN166)発刊の拙著『マヤのリズム~時は神なり~』のカバー絵は、この「ククルカンの降臨」がモチーフとして使われている。自費出版ならともかく、企画出版では装丁も出版社側でデザイナーに依頼する関係で、通常、著者の希望が反映されることは無い。

だが、幸いにして本書や『霊性のアート』に関しては、当時編集担当者だった天野さんが社長に交渉して下さって、クリカのロゴも制作して下さったイラストレーターのみよこみよこさんにお願いする事が出来たのだ。といっても、プロに仕事として依頼するには、やはり条件というものが関係してくるので、引き受けて下さるかどうかはまた別な話でもあった。

結果的には全て私の願い通りとなって、まさにそのプロセス全てがシンクロだったと今も思っているが、そこには、みよこさんご自身がどのように絵師としてデビューし、様々なフィールドで活躍されるようになったのかの秘密も絡んでいる。本書では、その13:20的な生き様も紹介させて頂いているので、まだ本書を読まれていない方はぜひ手に取って頂ければと思う。

さて、上記のような経緯で、私が何となく抱いていたイメージを想像以上に素敵な絵にして下さり、『マヤのリズム』のカバーイラストは完成した。虹色のククルカンが降臨するその絵には、『13の月の暦』の毎月と関連づけられたトーテムアニマルも勢ぞろいで登場してもらっているのだが、書店販売時には帯に隠れた形になっていた事もあって、この事実に気づいている方はそう多くないと思う。

しかし、この秋 『マヤのリズム』の電子書籍化が決まった事で、出版社サイトに帯なし状態のカバー絵が掲載され、隠れていた動物達の一部が表に出る事になった。電子書籍化が決定したのは3週間ほど前の事だったが、改めてその絵を眺めていて、ククルカンの降臨が生じる秋分の今日公表するのが「時に適っている」と思った。

ちなみに、今回取られた電子書籍化の方法はブラウザで読むスタイルのもので、アプリのダウンロードは不要。「YONDEMILL」というサイトに行けば、スマホやタブレット、PCでいつでも何処からでも読む事ができる。各種図版を含む全ての情報が紙媒体と同じ形で得られるので、「マヤ暦」に関する包括的な情報を整理して把握したい方にとっては、役立てていただけると思う。

日本におけるマヤ学の先駆者のお一人で、国立民族博物館の名誉教授でもある八杉佳穂先生や、アグエイアス夫妻とは異なる説を唱えて注目を集めたカール・コルマン氏などにも直接お会いして得た情報をまとめているので、多元的な視野から俯瞰する形で「マヤ暦」を捉えられるようになるだろう。

トップ画像は本日”号外”配信したメルマガ『驚きは魂のごちそう』読者限定プレゼントの栞。カバー絵を全部広げると、こういうデザインになっているのである。勘の良い方は気づいたと思うが、クリカのZOOMクラスやYouTubeライブ時に背後に掛かっている絵と同じものだ。

電気の月の「電気」は「3」を意味する「銀河の音」。とすると電気の月3日の今日は、電気の月の電気の日とも言える。そういう日に『マヤのリズム』電子書籍化の情報を発信できた事はやはり嬉しい。と同時に、電気の「3」は、送り手と受け手という2極の間に生じるものでもあるので、この情報を受け取って活用して下さる方がいれば、尚嬉しいのは言うまでもない。(D)

電気の月3日 8・地球(KIN177)

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