パカル王とヴェルナツキーからの呼びかけ

瞑想や夢の中でヴィジョンを見たり誰かの声を聴いたりする事は、さほど珍しい事ではない。というより、夢の中での話に限れば誰もが普通に体験している事だ。それらが意味深長な「特別なもの」となるのは、目覚めた後に、何らかの出来事と結びついているのを発見したり、その夢の情報を通じて幸運に恵まれる体験が伴ったりした時であろう。

しかし、それらは本人にしか分からない事が殆どだ。なぜなら、自分の夢を他の人が見る事はできないからだ。もちろん、そうした印象深い体験は、他者に何かを証明してもらう必要などなく、その人にとって意味あるものとして活用されれば十分である。

一方で、他者との関係性の中で生きている自己というものを意識させられるこの次元では、第3者にも確認可能な情報を記述する事によって、より興味深い体験がもたらされる面がある。書いた本人だけでなく、それを目にして自ら確認する人にも相互作用的な体験が生じるからだ。

最近あった二つの出来事は、私にとって、かつて実在した人物たちからの呼びかけのように感じられるものだったので、今回はそれを記しておきたいと思う。おそらく、この記録を読んだりシェアしたりする人には、そのタイミングに応じた発見や気づきがあると思うが、それがすぐに起こるのか、共時性秩序に従ったしかるべき未来になるのかは分からない。

まずは、銀河の月22日(G2/28)、KIN126(9・世界の橋渡し)の出来事から。私にとってKIN126は、『マヤのリズム』を出版した時の自分の「運命の道筋」であり、同書の編集者だった天野さんの「銀河の署名」としても記憶されている。しかし、この日は何か気になって、珍しく「銀河ノート」(こよみ屋)を開いてKIN126のところを見てみる事にした。

するとKIN126の枠から欄外に線が引かれていて、その先にヴェルナツキーと書かれていた。ネットで念のため確認してみると、何と1863年2月28日生まれである事が判明!これは単に365日暦の誕生日当日だったというだけでなく、260日暦でも誕生キンそのものであり、52年の還暦(カレンダーラウンド)周期の整数倍のタイミングである事を示していた。

具体的には、ヴェルナツキーの生誕156(52×3)年、219(73×3)銀河スピンの記念日、つまり3カレンダーラウンドのタイミングであった。ロシアの地球化学者だったウラジーミル・ヴェルナツキーは、『倫理プロジェクト』にもティヤール・ド・シャルダンと共にその名が登場するように、「生物圏から精神圏(ヌースフィア)への移行」を唱えた最初の科学者の一人である。

『倫理プロジェクト』は、私が暦を使い始めたタイミングとほぼシンクロする形で始まった4年間(1996~2000)のテレパシープログラムで、日本の倫理研究所とも深く関係している内容だったので、ヴェルナツキーという馴染みの無いロシアの科学者に出会ったインパクトは大きく、その名は私の胸に深く刻まれた。

驚くべきことに、この発見をしたまさにその日に『倫理』という小冊子数冊が『倫理研究所紀要第28号』と共に手元に届いた。現在、同研究所の研究員としてご活躍されている高橋徹さんが、時折まとめて送って下さるのだが、そのタイミングは不定期で、頻度も年に2,3回くらいである。だからこそ、その中のあるページをパラっと開いた時に「生物圏から精神圏への移行、その序章ーヴェルナツキイとアグエイアスの貢献」という一文を発見した時の驚きは大きかった。

ヴェルナツキーの3カレンダーラウンド記念日当日に、その事実に気づくだけでも信じがたい事だが、そこを狙ったかように思いがけない冊子が届き、探そうと思った訳でもないページに本人の名前が記されていたのだから、流石の私も驚いた。これはヴェルナツキーというよりも、地球(生物圏&精神圏)からの声なのかもしれない。

もう一つは、太陽の月4日(G3/10)、KIN136の出来事だ。【「時間トンネル」と感覚倍音パルサーの同期】に書いた通り、私達にとっては、チベット民族蜂起60年、シャンバラ教室開講9年、そしてグラーツでのダライ・ラマ法王によるカーラチャクラ灌頂から23銀河スピンという特別なタイミングだった。他にも特筆すべき出来事が重なった日で、それについてはいずれ日を改めて書きたいと思っているが、今回の内容とシンクロするポイントは以下の点である。

アグエイアス夫妻によるサイン。トップ画像はこの本の表紙。

その日の夜、『20の銘板』マニュアルをしまう時に、手閉じの冊子が目に止まった。何年か前に高橋徹さんが送って下さった『The Call of PACAL VOTAN』という本の試訳資料だった。ヴェルナツキーの「生物圏から精神圏への移行」に関する情報の他は、ほぼ『ドリームスペル』のマニュアルを読みやすく整理し直したような内容で、その関係で、パン・ジャパン・ライブラリーにもその一部が掲載されている

手元に置いてはあるが、必要箇所はライブラリーにUPされているので、ここ何年も開いたことがない冊子だった。それだけに、ここでもヴェルナツキーについて触れられているのを発見した時は、やはりキテるなと思わざるをえなかった。と同時に、もう一つ驚くべき事があった。その晩、かなりあちこちのページを色々とチェックしたのだが、翌朝(G3/11)になって再度この冊子を手にした時に初めて、P12に徹さんからの手紙が挟んであったのに気づいたのだ。

その日付は「太陽の月4日、12・竜」で、その冊子を久しぶりに手にした日から正確に7年前である事を示していた。どうやらその日、私の引き出しからこの冊子が発掘されたのは、偶然ではなかったようだ。邦訳タイトル案が『パカル・ヴォタンからの召命』となっていることを思うと、この一連のプロセスは「時間の法則」、あるいは「銀河マヤ」からの呼びかけでもあるのだろう。

春分のイベントやそれに続く大阪のイベントも、こうした流れと完全に繋がっているので、そこに集う方と同期する形で、必要な情報も発掘&発見されるに違いない。拙著やこのブログに目を通して下さっている方なら、私達が、普段からそうした共時性秩序の世界に生きている事をよくご存知だと思う。この世界は誰にでも開かれており、そこにアクセスする手続きは極めてシンプルである。(D)

太陽の月7日 9・嵐(KIN139)

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