春分の雪と1969が伝える暦の精神(KIN43)

春分のKIN42(3・風)、東京は季節外れの寒さ(3度)で雪が舞っていたが、メキシコの観光地として有名なマヤ遺跡チチェン・イツァのピラミッドでは、「羽毛の生えた蛇(ケツァルコアトル)」が降臨する日でもあった。

この日、9体の阿弥陀仏像が鎮座する九品仏浄真寺の目の前で行われた【銀河マヤの起源と<美>の精神】では、『ドリームスペル(13の月の暦)』の成り立ちと「関係性が生み出す美」を主題としながらも、チチェン・イツァとの繋がりにも言及した。

タイトルに「精神」を入れたのは、「自然と調和する暦を使う事それ自体で、地球環境と平和に寄与する」という根本精神をお伝えしたかったのと、この日の「太陽の紋章」が「白い風」で、そのキーワード「Spirit」が、当初は「精神」と訳されていたからでもあった。

『ドリームスペル』が生み出されるまでの流れ、そこから『13の月の暦』という形が抽出され、「13の月の暦に替える平和の運動」として世界に展開されて行ったプロセスが、今回のような形で整理して伝えられた事は、おそらくこれまで無かったのではないかと思う。

もちろん、アグエイアス夫妻によるリポートや銀河ツール、著書などを読み込んで行けば、自然とこの流れを知る事にはなるのだが、量が膨大な上、今では手に入らない資料も多いので、今回まとめた情報を使って、今後はその「精神」を伝える事を積極的に行って行きたいと思っている。

というのも、そこを押さえずに『13の月の暦』を使い始めても、結局「よく分からない」まま終わるか、分かり易いデタラメ情報に引っかかって勘違い街道をつき進むしか無いからだ。自分の事を振り返ってみても、「使い方」以前にその「精神」に深く触れたことが、劇的変容体験に繋がったのだと今さらながら思う。

さて、毎度のことながら、この日もクラス内容とシンクロした出来事が次々に起こったので、以下にその一部をメモしておきたい(以下は、春分当日KIN42の記述)。

通常、ランチは近所のお店で済ませる事が多いのだが、この日は、時のからだ塾生のKさんからの贈り物「一風堂」のインスタントラーメンをいただく事にした。賞味期限が気になり始めていたところに、急な冷え込みがあって、自然とラーメンが食べたくなったのだ。お陰様で美味しく完食。

思えば、Kさんはホゼの生誕77周年のタイミングでもあった2016.1.24(KIN36)、大阪チャクラで行なった暦クラスに、大雪のなか福岡から参加されたメンバーのお一人。その時、同じく福岡から参加されたTさんは、何とケツァルコアトルの降臨を見に、今まさにチチェン・イツァを訪問中とか。実は、この日用意していた資料には、以下のような情報があった。

・1985 33年前の春分3/21 (9・地球)アグエイアス夫妻、フンバツと初めて会う
・1994 24年前の春分3/21(5・風)チチェン・イツァでホゼ、フンバツらが非公式に儀式を行う

雪になったおかげで、私は大阪と福岡、そしてマヤ遺跡との時空を超えた繋がりを意識化する事ができたのだった。ちなみに、ホゼの誕生日は『13の月の暦』太陽暦での27週目の初日に当たっていて、2016年のその週の最終日はKIN42、つまり今日と同じだった。

九品仏駅の改札を出ると、ちょうどそこに「緑のアメ車」がやって来た。ナンバーは1969。「緑は銀河連盟にとって重要な色」というのも、この日の資料に記してあったので、私は「銀河連盟がやって来た!」と感じた。さらに1969年に関するメモには、以下の事が書かれていた。

1969年
・ホゼ、B・フラーと手紙のやり取り 思考帯のアイディア(後にサイバンクへ)
・7/13(KIN211)ジョッシュの誕生
・7/16(KIN214)アポロ11号の打ち上げ
・7/20(KIN218)アポロ11号月面着陸(パカル王墓室発見から24スピン)
・7/24(KIN222)アポロ11号地球に帰還
・8/12(KIN241)自分(D)の誕生日
・アポロ打ち上げの数週間後(という事は私の生まれた前後か)、ラコタの詩人トニー・シーラーと初めて会い、ホゼは「ケツァルコアトルの預言(13の天国と9の地獄の期間)」について耳にする

ホゼの思想や作品に多大なる影響を与えたフラーとトニー・シーラーとの接触、そして「ケツァルコアトルの預言」。さらに人類初の月面着陸がパカル王の墓室発見と同じKIN218だったことなど、非常にスペシャルな情報が1969年という時間にはカプセル化されていたのである。

だからこそ、九品仏駅前で「緑の1969」に出会った事は衝撃的だったのだ。ジョッシュ(3・猿=3・11)誕生から11日後にアポロ11号が地球に帰還し、その19日後に私は現在の3次元の宇宙服で地球に降り立った。アポロが帰還した日がKIN222(1・風)と知ると、お昼に「一風」堂のラーメンを頂いた事も偶然とは思えなくなる。

このように、春分の時空からエネルギーチャージされた状態で、私は会場へと向かったのである。従って、その場にいた方には、そのエネルギーがダイレクトに伝わり、多次元的な領域が共振的に活性化しているはずである。(D)

太陽の月16日/KIN43 青い自己存在の夜