失敗が導く発見〜時空間の枠を変える意味〜

半年をワンタームとする「時のからだ塾」も明日で第11リズムが終わる。この半年も密度の濃い体験が色々とあったが、途中、いずれブログにまとめようと、ツイッターにメモだけしたまま放置していた事があったのに今頃気づいたので、このリズムが完了する前に記録しておこうと思う。

実験的な学校であるクリカの中でも最先端の実験的取り組みをしているこの塾では、その時々のシンクロに従って実際にその場で何かを試してみるという事もよく行う。G暦7月上旬に行った第11リズム第4回の対面クラスでは、テキスト『霊性のアート』を使って「キングフィッシャー遊び」というのをやってみた。

「キングフィッシャー」一撃で目指す情報に到る技】に書いた通り、私にはちょっとした特技があって、何かを調べようとして本を手にすると、1ページの狂いもなく一発でそこに辿り着けてしまう事がしばしばある。その様はカワセミ(キングフィッシャー)の華麗な捕食のイメージに近いので「キングフィッシャー遊び」とした訳である。

実際にそれが上手くいくのは無心でパッとやった時であって、少しでも狙うと全然出来なくなってしまうのだが、遊び感覚で取り組めば意外とみんな出来てしまうんじゃないかと思って実験してみることにしたのだ。

そこで、既にある塾生が開いていたP83を狙い、私を含む残りのメンバー全員でパッとテキストを開いてみた。結果は、全員大ハズレ(笑)。だが、そこで実は面白い事が起こっていたのである。

真向かいに座っていたK.MさんとK.Aさんが同じP113を開いていたのだ!狙いは外れていたものの、全く同じページを開くという現象はそれだけでかなり面白い。加えて、その「113」は、この日体調不良で休んでいたT.Mさん(KIN113)の誕生キンでもあった。出席できない無念さを数字でアピールしたのだろうか(笑)。

視野を広げると、更に面白い事が起こっているのに気づいた。ちょうどP113を出した二人に挟まれる位置(中央)にいた私が、P30を開いていたのだ。瞬間「113-30=83」と閃いた。何とも興味深い結果ではないか。

しかし、この事実も「共有」なしには発見できなかったのだ。もし私が「P83を開けた人?」と聞いていたら、誰も手を挙げずそこでおしまいだっただろう。外れてて全然構わないという前提で、とりあえず何ページを開いたのかを聞いた事で、上記のような驚きのシンクロが発見されたのだ。これは『13の月の暦』の使い方にも直結する実に象徴的な出来事である。

個々の正誤だけを追っていたら「全員失敗」で終わっていたところ、正誤に関係なく全員の状況を確認してみたことで、全く別な角度から正解のようなものに(少なくとも無関係ではない形で)到達できたのだ。そこに出席できなかったメンバーの誕生キンまで絡んでいたのは偶然にしては出来すぎている。

狭い範囲の正誤に拘らず、情報を共有し合い、全体を見渡すことでそこに意義ある繋がりが見出され、遊びの精神を入れることで目的(P83)にも至る。これはまさに『13の月の暦』が教えてくれる思考や精神の多元的ネットワーク(銀河脳)状態そのものだ。誰か一人(一単位)が答えを出すのではなく、全体の交流と循環を通じて方向性が示唆される。そんな感じだ。

もちろん、「直接P83に至った人がいなかったのなら試した目的とズレているじゃないか」という意見もあると思うが、起こったっ現象から何を学ぶかを優先するなら、その部分に対してそんなに頑なになる必要も無いだろう。むしろ、自然界がしばしば見せてくれる「想像もしていないような手順で解決に至る」というプロセスを、垣間見る事が出来たようにすら思える。

ここまでが、気になっていた宿題の内容なのだが、実は昨日(KIN122)の朝、全く脈絡なく『雪の降るまちを』という曲が頭の中に聞こえて来た。最近どこかで聞いた訳でもないのに、やたらと脳内ヘビロテするので、気になってちょっとググってみたら、1952年に初版シングルがリリースされた事が判明した。

今日、KIN123(6・夜)は、『13の月の暦』の誕生に大きな影響を与えたパカル王の石棺の蓋が開封された1952年11月27日(KIN123)から260日暦が98回巡った日である。そして、令和4年(2022年)元旦から260日というタイミングでもある。

今年の元旦は雪ではなかったが、何でこの蒸し暑い残暑が続く日々に寒い季節の曲?と思っていた私には、KIN123を通じたこの繋がりに何となく納得できるところがあった(パカル王との繋がりも含め)。そして、wikiにあった以下のような解説を見て、なるほど!と思った。

「作曲者の中田喜直がこの曲を作るに際しては、知人宅のある山形県鶴岡市で見かけた降雪風景がこのメロディを紡いだと伝えられる」

なぜなら、「キングフィッシャー遊びで」同じP113を開いたのは、山形県出身のK.Aさんと、KIN98のK.Mさんだったからだ。これで『雪の降るまちを』が聞こえて来た理由と、ずっと宿題になっていた「キングフィッシャー遊び」とが繋がった気がしたのである。キング・パカルの石棺の開封は、心の中の回路が開くことと関係があるのかもしれない。

最後に書き添えておくと、KIN123(6・夜)とKIN113(9・空歩く者)は反対キンで、6と9は反対キンの配置と同じ対称の形体をしている。そして、キング・パカルが眠っていた「碑銘の神殿」の中央階段は69段である。(D)

月の月27日 6・夜(KIN123)

《13の月の暦ワークショップ》
・9/17(土)ZOOM 13の月の暦 入門(録画視聴9/20まで)
・9/23(祝)横浜 13の月の暦レクチャー
・10/23(日)ZOOM サイ時間単位(倫理プロジェクト)と5:7

 ★「13の月の暦とマヤ暦の違い」  初心者必読!

《天真体道瞑想クラス》
・9/22(木)18:00~19:00 上野毛
・9/23(祝)16:40~18:10 横浜
・9/26(月) 10:00~11:00  二子玉川
・9/26(月)21:00~21:45 ZOOM 新月
・10/4(火) 10:00~11:00  二子玉川

《note限定お宝資料》
ドリームスペル(13の月の暦)で見る日本と皇室
・「パカルの特別な13日」の由来と真の意味