心臓のリズムが生む波紋エネルギー

2018年11月末に「元気をもらうの正体は心臓から出る電磁場」というニュースを見かけ、強い関心を持ってその記事を読んだ。自分がこれまで関わって来たこと全てにリンクしていて、多くの体験とも整合するのを感じたからだ。

改めて関連記事を探してみると、Deborah Rozman博士の論文を中心に、最新の神経心臓学の成果なども交えた文章がnewsweekjapanのサイトに掲載されていたので、湯浅鶴章さんによるその記事の中から、私がメモっておきたい点を以下に抜粋してみたい。

・心臓は体の中で最も大きな電磁場を形成している。
・心臓の磁場成分の強さは脳の5000倍もあって、1~2m離れた場所でも計測可能。
・心臓が発信するリズムの中に情報が込められており、特に神経やホルモン、電気などの低周波の振動の中に、感情に関する情報が込められている可能性がある。

波動測定の手法を開発した江本勝先生のやり方を継承しているウォーターセラピーの現場では、電磁気的処理を施した水の働きで、人間だけでなく犬や猫にも驚くべき変化が生じるのを目の当たりにする。

霊性のアート』に記した通り、それは単に波動測定器という機器だけが行なっているのではなく、オペレーターや被験者といった人が関わって初めて生じる現象だと私は考えているのだが、心臓電磁場の影響は、まさにその事とリンクしているように思えて腑に落ちるこ事が多い。以下、もう少し記事からの抜粋を続けてみよう。

・心にポジティブな感情を思い浮かべているときは、心拍のリズムが非常に規則正しくなる。
・その結果、α波のリズムも心臓にシンクロし、規則正しいものになる。
・心臓と脳波が規則正しくシンクロし始めると、呼吸のリズム、血圧、皮膚の電気信号のリズムなどもシンクロし始める。
・こうした身体的一貫性が達成されると、毛細血管や細胞組織における液体交換、通過、吸収の効率が向上する。
・免疫力、認識力が向上し、思考がクリアになり、感情が安定。その結果、幸福度が向上する。

天真体道瞑想や剣武を行うと、上記のような「身体的一貫性」を味わえるのだが、『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』にも書いた通り、それは皮膚の状態変化として誰でも容易に観察可能である。その現象は、おそらく「毛細血管や細胞組織における液体交換、通過、吸収の効率が向上する」という所と関係しているのだろう。

・心電図が安定している人の電磁波は、周辺の人の脳波を安定させる可能性がある。
・寝ている間は身体的一貫性の状態になり、その結果、近くにいる人と心臓の動きがシンクロする。
・ペットと飼い主の心臓のリズムもシンクロする。
・手を触れることでシンクロ度合いがよりはっきりしてくる。

この辺りの記述でふと思い出したのが【手足が瞬時に温まる秘法】に書いた方法と体感だ。なぜなら、自分のハートに手のひらを置くそのやり方は、一連の同期現象と関係しているように思えるからだ。あくまで推測にすぎないが、手のひらと心臓の間でフィードバックループみたいなものが形成されると、各細胞の電磁場がシンクロして全身が暖かくなるのではないだろうか。これなら、足先まで一気に温まったりする現象も説明できそうだ。

・潜在意識下で、かすかではあるものの、しっかりとした影響力のある電磁波やエネルギーコミュニケーションのシステムが作動している。

論文では人間同士、あるいはペットとの関係までしか書かれていないが、これは生物間だけに限った関係ではないようにも思う。例えば、晴天の太陽の下で瞑想をしていると、ある段階で急に熱量がグンと増したように感じたり、それと連動して心身が深い調和状態に入ったように感じる事が良くある。これも「身体的一貫性の状態」が引き起こす電磁的相互作用の結果だと考えれば、ある程度科学的にも説明がつく現象なのかもしれない。

この辺になると『13の月の暦(ドリームスペル)』も関わって来る世界になるのだが、話が拡散しすぎるので、今回は今日が「黄色い太陽」の日で、この話題とシンクロしていると言うことと、「波紋の呼吸」で作り出されるエネルギーは「太陽光と同じ波動」というジョジョの「波紋」の説明が、結構的を射ている可能性がある、という点だけ記しておこう。

これに関連して、古代マヤで行われていたという「心臓を取り出す儀式」についての私見も少しメモしておく。現代に生きる我々の感覚からすると、単に野蛮で残酷な行為だとしか思えないが、太陽との繋がりをもっと明瞭に感じ、それと結びついた世界観を持っていた人たちからすると、その行為には全く違う意味合いがあり、捉え方もまるで違っていたかもしれない、という事だ。

人間は昔から大して変わっていないという面も確かにあるが、古代の遺跡や遺物、風習を理解する際には、今の常識や感覚をそのまま適用していては見えて来ない側面もあるという事を、心に留めておく必要がある。太陽に対する感覚ひとつとっても、私と同じような体験をした事が無ければ、私の話はただの妄想にしか聞こえないだろう。体感や体験の有無は、世界観に影響を与えるくらい大きな違いなのだ。(D)

共振の月4日 2・太陽(KIN80)

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